宝島社新書
セックス格差社会―「恋愛貧者」「結婚難民」はなぜ増えるのか?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796666848
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

内容説明

恋愛も結婚も簡単には手に入らない時代。統計数値が語る日本人の性行動、少子化の根本的な背景。未婚女性の3人に1人は生涯未婚、独身男性の25%が「中年童貞」、30代夫婦の35%がセックスレス、ワーキングプアの85%が風俗未体験…。気鋭のアナリストが読み解く「所得格差」と「人口減少社会」のリアルな関係とは?

目次

第1章 「出会い」「恋愛」「結婚」と所得格差(独身女性が結婚相手に求める「最低年収400万円」の意味;結婚適齢期の女性が230万人もあぶれる計算に ほか)
第2章 高収入ホワイトカラーの性愛事情(高収入ほどセックスの回数が減る;「働きすぎ」の弊害は30代正社員で最も深刻 ほか)
第3章 「できちゃった婚」と貧困スパイラル(一昔前では考えられなかった中学生の妊娠・出産;コンドームの出荷量はなぜ半減したか? ほか)
第4章 「中年童貞」「負け犬」のエコノミクス(結婚情報サービス業が盛況になった理由;「現代版お見合いシステム」の利用者数は推計60万人 ほか)
第5章 人口減少社会とセックス格差(平均セックス回数をフランス並みにするには?;シンガポール「官製お見合い」の顛末 ほか)

著者等紹介

門倉貴史[カドクラタカシ]
1971年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、(株)浜銀総合研究所に入社。(株)第一生命経済研究所主任エコノミスト等を経て、2005年7月よりBRICs経済研究所代表を務める。08年度同志社大学大学院非常勤講師。専門は日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃の種

4
セックス、妊娠、出産、育児という繁殖行動は人間の生物としての姿の大きな一部だと思う。それが、所得がネックとなり行えない、あるいは高齢になってしまう。こういった問題を社会が改革しなければならないのではないか2019/12/05

阿呆った(旧・ことうら)

4
前半は年収とかのよくある話。後半からは、マクロ経済の観点から読み解いたり、セクシャルマイノリティー問題などを取り上げている。2017/01/08

みつか

3
所得格差の是正がセックス格差の是正に繋がり、少子化に歯止めをかけ将来の労働人口の確保へ結びつく。 鈴木大介さん著「老人喰い」で警鐘を鳴らしていた「未来の生産力を育てる社会制度が必要」ということと共通した思いが語られていた。2019/04/20

謙信公

3
格差社会、ワーキングプアから、少子化へつながる理屈はわかる。だからと言って、移民大量受け入れとつながるとは思えない。日本国には移民が合うとは思えない。しかも、技術革新、人工知能などによって、人間のする仕事が機械に置き換えられていって、労働力がさほどいらなくなる社会になるかもしれない。移民で苦労しているアメリカやEU諸国の問題を分析すべきだ。2017/10/14

バカ殿。

3
ここ10年でコンドームの国内消費が半減しているらしい(年間6億から3億個)。まずは少子化の影響があるが、本書内容によると若年層の経済難による影響が大きいと。であれば、日本よりよっぽど失業率の高いギリシャやフランスの年間性交回数(両国とも余裕でに100回越え、日本の5倍レベル)が日本より格段高いのはなぜかという疑問がわく。日本人がもっとラテン的に生きれればいいのになぁ。2016/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/510720
  • ご注意事項