宝島社文庫
いかさま師

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784796659345
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

三十年前に非業の最期を遂げた画家、鷲沢絖。かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。絵を遺贈されることになった紗貴は、敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。親子三代にわたる愛憎。真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、人間の裏と表を描く。最後に笑うのはいったい誰―。

著者等紹介

柳原慧[ヤナギハラケイ]
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。第2回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『パーフェクト・プラン』(宝島社文庫)にて2004年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

90
芸術系ミステリー。人間関係が複雑で誰が主人公の味方なのか・・・。2016/01/28

すたこ

36
★★★★絵画ミステリー、なかなか面白かった。どんでん返しからのどんでん返し(笑)ラストはすっきりー!けど、登場人物多くて人間関係複雑で、ちょっと混乱する。詳しくはないけど絵画は好きなので、とても興味深く楽しく読めた。ラ・トゥールという画家、すごく気になるー。表紙、すごく好き(笑)2017/05/30

RIN

28
美術ミステリという惹句に吸い寄せられて初読みの作家さん。これがデビューから2作目とのこと。絵画を巡る物語はどんなものでも面白いものだ。『いかさま師』の作者ラ・トゥールがこんなミステリアスな画家だったとは。。。とか絵画市場のことといった辺りも興味深い。小説としては、肉付け前のプロットみたいに極めて軽~いテイストながら、テンポよくストーリーが展開しあっという間の読了。読みながら人物にリアリティないなと思っていたのに読み終わってみれば「人間ってみんなそんなものよね」と後味も悪くない。2014/08/03

Walhalla

26
本作品は、「絵画ミステリー」というそうですね。 私は絵画には疎いのですが、神秘の画家と言われるジョルジュ・ド・ラ・トゥールについて知ることが出来て良かったです。ラ・トゥールの代表作をいくつか調べてみましたが、素人目から見ても、明と暗の対照が凄いですね。絵画好きでなくても、一度実物を観てみたくなります。2017/05/23

ちょこまーぶる

19
さくさくと読み進むことができました。ただ、人間関係が複雑で時々登場人物一覧を見ながらの読書でした。タイトルから、もっと騙し合いなのかと思っていたんですが、そうでもなくて少し残念でした。絵画の世界は良く知りませんが、贋作が横行していてその贋作をめぐる殺人というのあらすじは、大変面白くひきつける内容だと思いました。2013/09/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/422692
  • ご注意事項