宝島社新書
環境保護運動はどこが間違っているのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796658935
  • NDC分類 519.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ウソを信じていては、あなたの善意がムダになる。
誰もが「地球にやさしい」と信じてきたリサイクル、そして地球温暖化問題などに、いかに多くのウソがあるかをエントロピーの世界的オーソリティが明らかにした、環境問題に関心をもつ人にとって必読の名著!

【内容】
あなたは間違って信じている!
●牛乳パックはリサイクルすべき
 正解は→牛乳パックは焼却場で燃やそう
●リサイクルは地球にやさしい
 正解は→リサイクルも環境を汚染する
●分別収集でゴミ問題は解決する
 正解は→分別収集運動でゴミの捨て場が枯渇する
●炭酸ガスで地球は温暖化する
 正解は→「炭酸ガスで地球温暖化」説にはインチキがある
●科学技術でエネルギー問題は解決できる
 正解は→どんな科学技術でもエネルギー問題は解決できない

内容説明

誰もが「地球にやさしい」と信じてきたリサイクル、そして地球温暖化問題などに、いかに多くのウソがあるかをエントロピーの世界的オーソリティが明らかにした、環境問題に関心をもつ人にとって必読の名著。

目次

みんながエコロジカルな生活をすれば、ほんとうに地球は救えるのでしょうか?
牛乳パックはゴミ焼却場で燃やそう!
リサイクルも環境を汚染する!
自然を豊かにする、本物のリサイクルはどこにあるのか?
分別収集運動でゴミの捨て場が枯渇する!
恐るべき毒物・有機塩素と放射能をどうするか?
自然食だけでは偏食の害でからだを壊す!
炭酸ガスによる地球温暖化説には政治がらみのインチキがある!
どんな科学技術でもエネルギー問題は解決できない!
エコロジー運動は個人の倫理から社会の倫理へ
環境問題に「毒物等物品税」を導入する
未来の世代への責任を果たすために
リサイクルも経済原則の中で行うべきです
誇るべき「びん回収システム」を壊してはなりません
分別は資源を使う前にするべきです
家電製品の廃棄問題にはレンタル制が有効です
洪水も砂漠化も防げます
生ゴミはそのまま自然に返すのが正しい処理法です
自然のサイクルに返せば廃棄物処分場は不要です

著者等紹介

槌田敦[ツチダアツシ]
1933年、東京生まれ。東京都立大学理学部卒業、東京大学大学院修了。理化学研究所、名城大学経済学部教授を経て、現在高千穂大学非常勤講師。熱物理学ならびに環境経済論を講ずる。「槌田エントロピー理論」で世界的に有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパイク

14
『必読の書』皆さ~ん!集まってくださ~い!環境保護、自然食、温暖化、エネルギー問題、原子力発電…etc.に関心のある人、内容が正しいかどうかの判断は別にして”必読”(←太字の赤文字にしたいくらいです)の書です。10年以上前に書かれた本なので最新の情報によって書かれているということではないですが、考え方は十分参考になる。イイことしてると思ってやってたことが結果的にはワルイことしてたのか騙された!なんてことになるまえに是非読んでいただきたい。恋愛小説、ミステリ好きのあなた!たまには、こんな本もど~でしょう!2014/08/03

寝落ち6段

2
喧伝久しいリサイクル。果たして今日行われているリサイクル運動は、本当に正しいのだろうか。リサイクル製品の生産の為にどれだけの資源を使っているのか、廃棄しているのだろうか。学者や政治家の発言は正しいのだろうか。ただ利用しているだけでは。要は世間で言われている「これが環境に優しい」という言葉を鵜呑みにするな、自分で調べ、考えろ。リサイクルよりはリユースの方が、私は好きだな。2013/07/06

加藤久和

2
10年程前に初めて読んだ本だがたびたび読み返している。初版は20年前に出版されている。環境やエネルギー問題に関する論点はこの本でほぼ言い尽くされているといっていい。2年程前に地球温暖化に関するデータが捏造されていたことがクライメート事件により暴露されたが、著者は20年前に既に地球温暖化論の嘘を指摘している。特にこの本から啓発を受けたのは、すべての代替エネルギー開発は石油の無駄遣いであるということだ。すべての発電は結局のところ間接石油火力発電なのである。耳に心地のいい自然エネルギーなどに騙されてはいけない。

かわのふゆき

1
リサイクル運動って、宗教以上に狂信的なところがあるのも事実だと思う。この本がすべて正しいのかは別にして、今やっているリサイクルは本当に役立っているのかってことは常に検証されるべきだろう。☆42008/01/28

ta-na

1
内容をすべてを鵜呑みにはできないが、「環境に良い」と言われれば「ハイそうですか」と何でも受け身になるのではなく、何が正しいのか、どうすればいいのか、自分できちんと立ち止まって考えなければならないのだということに気付かされた。あとがきで、この本の真の目的のようなものがわかりゾッとした。2008/10/30

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