内容説明
多数の死者を出したビル火災以来、歌舞伎町は史上空前の冬の時代から抜け出せずにいた。この街で非合法のゲーム喫茶を経営する元シャブ中毒・元銀行員の早瀬。彼は、幼なじみの警官が持ち込んだ１キロのシャブによって、ビル火災の謎と疑惑を知ることになる。歌舞伎町浄化作戦の裏側で進行していた陰謀と、やがて早瀬が辿り着く絶望的な真実とは。第２回『このミス』大賞優秀賞受賞作家が描く非合法ギャンブル戦争。
著者等紹介
ハセベバクシンオー［ハセベバクシンオー］
１９６９年東京都で生まれ、神奈川県川崎市で育つ。独協大学経済学部卒業。『ビッグボーナス』（宝島社文庫）にて第２回『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞し、２００４年デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
36
今一つスピード感や盛り上りに欠けてるかな。エンタメとしては面白かったけど、特に心に残る物は無かった一冊でした。もう少しハラハラドギドキしたかったな～ ☆☆☆★★2015/07/03
Walhalla
26
歌舞伎町の闇に生きる男達の物語です。前半は賑やかな雰囲気がありましたが、後半からは深刻な感じのミステリー色が濃くなってきましたね。もう少しギャンブル色の濃い作品かなと思っていましたが、意外とそうでもなく、ややライトなノワール小説といった感じでしょうか。目を覆いたくなるようなシーンは少なくてホッとしました。2018/08/06
もぐもぐ
3
くだらない会話が面白かった！「夜霧よ今夜もチビ地蔵」とか、その他色々。電車の中で、こらえるのが大変( ´艸｀)裏社会の人たちのお話。拷問ｼｰﾝは少し、いや、結構ヒドい>_< 早瀬、昔に逆戻りしてしまって残念。。。早瀬と古木と近藤。３人でいい関係だったから、あのままでいて欲しかったけどこちらも残念。 そう言えば、あのﾎｽﾃｽはあの500万をどうするつもりだったのかな…2015/09/29
オオイ
2
歌舞伎町でのクスリ・ゲーム賭博人間関係、テンポ良く読めるて暇つぶしには。2019/11/15
リュー
2
可も無く不可もなく。期待以上でも期待以下でもないが・・帯広告と解説ほどの面白さは無い。１０８円相当。2014/07/03
