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ジェネラル・ルージュの凱旋

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796657549
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、さらに複雑な事態に突入していく。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか…。そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年、千葉県生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『チーム・バチスタの栄光』にて2006年1月デビュー。現在、勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶モナカ

194
前作『ナイチンゲールの沈黙』と同時進行の物語。田口・白鳥シリーズの第3弾。同じ病院で、そんなに事件が起きて良いものか、と思っていたら、今回は殺人事件ではない。速水先生が格好良い。2013/09/23

おしゃべりメガネ

155
このシリーズでは、もうぶっちギリで好きな作品です。どの作品も医療がテーマなのでえ、当然医療用語がマシンガンのように飛び交い、途中少しウザいと思ってしまいますが、この作品はそういった部分をも完全に吹き飛ばしてくれます。流れ(テンポ)もよく、本作は飽きさせず、しっかり読む側をくいとめます。映像化もされており、TV版は観ていないのでよくわかりませんが、映画版はよく言われる「映画(実写)は原作を超えられない」評価を完璧に覆してくれています。個人的には堺雅人さん演じる速水先生が脳内イメージ以上に素晴らしかったです。

がらは℃

155
将軍は、まさに将軍だった!何を犠牲にしてでも、ただひたすらに真っ直ぐ進み続ける。道があるから進むのではなく、彼が進むからそこが道になると言わんが如く。しかしながら、ナイチンゲールと平行してこんな物語が生まれていたとは。。。けれども、将軍の勢いにおされてか、ちょっぴり白鳥が控えめ。そして遂に氷姫も登場!背が高いという設定は意外だったなあ。2010/09/25

ダイ@2019.11.2~一時休止

126
田口・白鳥その3。速水がカッコよく、極北シリーズへと続きます。2014/04/13

藤枝梅安

124
舞台は東城大学病院。今回の主役はICU部長・速水。救急部門を取り仕切り、「血まみれ将軍」と呼ばれる。速水の収賄に関する匿名文書が、リスク・マネジメント担当の田口のもとに届けられ、その真偽を確かめようとする。前作同様、さまざまな人物が入り乱れてのストーリー展開。救急の現場の描写はさすがに確か。院内での立場の違う人物たちの発言も生き生きとしている。今回も厚労省の白鳥が登場し周囲を煙に巻きながらしっかり仕事をしている。次作への布石も置かれており、この作家も忙しいはずなのに良くがんばっているなぁ、と感心させられる2010/10/08

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