黒と白の殺意

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796655620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

椎名弓彦は「殺し屋」の異名を持つ、天才的なプロ囲碁棋士。ある日弓彦は、対局で訪れたホテルで、日本囲碁協会・大村理事の死体を発見する。股間と胸を刺されて絶命している彼のそばには彼の小学生の息子、啓太が呆然と立ち尽くしていた。容疑者は弓彦の弟、直人。IT関連の会社に勤めており、日本囲碁協会とビジネス上のつきあいがあった直人は、彼にリベートの増額を要求されたことが動機ではないかと疑われていた。その矢先、直人は大村の自宅に不法侵入した罪で拘留されてしまう。弟の無実を信じる弓彦は、直人の会社のやり手女性経営者・桐山千穂の協力を得て調査を開始する。日本囲碁協会の不正を暴こうとする二人は、思いもよらない事実を次々と発見し…。

著者等紹介

水原秀策[ミズハラシュウサク]
1966年、鹿児島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。不動産会社勤務、衆議院議員秘書(公設第二)などを経て、第3回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『サウスポー・キラー』にて2005年デビュー。現在、塾講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラムネ

6
平昌五輪が始まった。 四年に一度の天才たちの真剣勝負、 勝利の涙、悔しさの表情、日本勢の活躍に心躍った。 目にすることはできないけれど、 華やかな舞台の陰、舞台に上がることなく消えていった天才、 期待されながら花開かなかった才能が無数にあるのだと思う。 囲碁の世界の物語だ。囲碁の世界も真剣勝負。 報われる才能もあれば、潰される才能もある。 その綱渡りの中で棋士たちは生きる。2018/02/13

はる

4
この作家さんの作品を読むのは2冊目。 文章も構成も、登場人物のキャラもしっかりしていて面白い。 囲碁界を舞台に、棋士が殺人事件を解決する探偵小説。 犯人は、犯人登場の場面で分かってしまった。動機も読めば読むほどやっぱり…という感じ。 だけど、囲碁界という私の知らない世界がわかりやすく描かれていて、楽しくよめた。2013/09/18

Ablue

4
★★★★☆|再読。ミステリじゃなくていいので、この主人公で続きを書いてくれないかな。2009/11/20

図書館がオアシス

3
「このミス」より初読みの作家さん。 プロ棋士が主人公、棋士の理事が殺害された現場を目撃し、弟が容疑者、幼馴染として育ってきた思いを寄せる女性も容疑をかけられる。 弟の無実を晴らすべく、犯人を推測していく。 途中囲碁の対局で息が詰まりそうな場面もあり面白かった。 現在世間を騒がせている某お役所の事例のように、罪を犯しても隠蔽を試みるのはいつか綻びが出るんだろうな~と思いながら読了。2018/03/14

ミトコン

3
大村最悪。想像しただけで、鳥肌が~~~~~!!最後の戦いは、緊迫した空気が伝わりおもしろかった。全部の謎が上手につながったとは思えないけれど、囲碁であそんでみたいと思わせてくれる作品。2010/10/13

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