内容説明
卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発したしよりと愛子。旅行を満喫していた二人だったが、なんとバスジャック事件に巻き込まれてしまう。一方、深夜タクシーに乗っていたしよりの親友・弥生は、ラジオから流れる怪談話に耳を傾けていた。やがて話は現実を侵食し始め…。導かれるように、しよりと愛子に合流する弥生。バス車内では、犯人の命令により、命を堵けた“地獄のババぬき”が開始されようとしていた。
著者等紹介
上甲宣之[ジョウコウノブユキ]
1974年生まれ、大阪府出身。立命館大学文学部哲学科卒業。第1回『このミステリーがすごい!』大賞において、『そのケータイはXXで』(宝島社文庫)がインターネット読者投票第2位に選ばれ、隠し玉として出版デビューを果たす。現在、新阪急ホテルに勤務し、ベルボーイを勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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