出版社内容情報
第3回『このミス』大賞受賞者、第2弾!
戦場と化した学校 改造ガンの乱射、炸裂する催涙弾!筋肉バカvsオタク! いじめ、対立、苛立ち……すべてをブッ飛ばす青春ノワール。
内容説明
アメリカでスクール・シューティングに遭い、心に深い傷を負って帰国した和樹。トラウマを抱えながらも新たに通い始めた高校ではスポーツ系とオタク系の生徒間に根深い対立があり、激化する諍いに和樹は巻き込まれていく。そんななか、スポーツ系の生徒が改造銃で連続して狙撃されるという事件が起きる。相手サイドに対する不信感はつのり、やがて両陣営が全面対立する学園バトルロイヤルへ…。
著者等紹介
深町秋生[フカマチアキオ]
1975年、山形県生まれ。専修大学経済学部卒業。第3回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『果てしなき渇き』にて2005年デビュー。現在、製薬メーカー勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
99
アメリカで学校銃乱射事件に巻き込まれ帰国した和樹「大切な人が傷つくのはもう見たくない」のに日本でもまた巻き込まれる・・ん~ん、未読だった好きな深町作品だったが、これは今一つだったなぁ(辛口御免)デビュー作含め既読の作品からはスカッとしたり、気持ちが揺さぶられたりしたものだったが・・まぁ、デビュー2作目と言う事なので、これはこれとして兎に角読了しました。好きな作家の未読があるのは気持ち悪いという、読書有るあるでした。2016/04/07
Reina R
11
今まで自分が読んできた深町作品とは少し系統が違うように感じたのは、高校生が主人公だったからかも?バイオレンスは相変わらず健在だったけれどそれにうんざりさせられるわけでもなく、ポンポン進むストーリー展開は読みやすさ抜群。2014/02/05
カラシニコフ
9
筋肉バカvsオタクって…(笑)どちらかと言えば、今風で言うならスクールカーストを題材にしたちょっと硬派なエンタメかな。主人公は割と好き。柔道家ってのがまた。サブカル色は低めで、間口は広い。これも映像化したら面白そう。前作に比べれば、馳色は薄まったかな。 ★★★☆☆2014/06/25
こすもす
7
好みではなかった。2015/09/22
りちゃ
6
今の子供は一昔前と比べ、かなり生きづらそうだ。ただ、もう少し、大人を頼ってはいかがか…?それに、ここまで暴力の描写はいらない。もはや、日本は平和ではないのかなー。と、それなりに考えることはできたのだが…。読後感は、で、結局なんだったんだろう?2016/01/06