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新訳 星の王子さま

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796646956
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

大人のための「星の王子さま」
全世界で「聖書」の次に読まれていると言われる『星の王子さま』。今年、多くの出版社から新訳が出る中で、最も簡潔で美しい日本語訳が、この倉橋由美子訳です。この半世紀、日本での『星の王子さま』は、童話として、あるいは純粋な「子どもの心」からのメッセージとして読まれてきました。倉橋由美子の訳では、けっして子どものために書かれたものではなく、むしろ「大人のために」書かれた悲しい物語として訳されています。世界の傑作を、最も格調高く、文学の香りに満ちた新訳でお楽しみ下さい。
≪(C)宝島社ホームページより≫

内容説明

二つの孤独な魂が交歓する、世界で最も悲しい物語。大人のための『星の王子さま』。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

detu

45
これは童話でも児童書でもない。何とも深い、ファンタスティックな哲学的物語。「銀河鉄道」を連想する。もっと早く読めばよかった、いや今だからよかったのかも。『大人って変だね。』2017/03/02

detu

40
ん?『星の王子さま』ってどんな話だたっけ、そんな思いが頭を過った。読んだはずなのに全然覚えてない。図書館へ走る。そうだそうだ、思い出した❗人類への警鐘の書だった。「大人って変だね」2018/12/20

♪みどりpiyopiyo♪

38
この倉橋由美子さんの訳は、一見滑らかなんだけど、ちょいちょい意味が取りにくかったり違う意味になってたり。■大好きな台詞↓も意味が取りにくくて残念。「何百万もの星という星を探してもこれ一つきりという花が好きだとしたら、星たちを眺めるだけで幸せになれるんだ…」■旧訳の「飼いならす」は「仲良しになる」に。気持ちは分からなくもないけど、それだと前後の文脈が…。王子さまが「仲良しになる」の意味を知らなかったってのも、ちょっと違う気がするなぁ。■漢字にほぼルビ無し。(1943年、2005年訳)(→続2019/12/31

ちえ

36
家に岩波少年文庫版が有るが、図書館から倉橋由美子さん訳を借りて数十年ぶりに読んだ。読了後に比べてみると、こちらの方が確かに大人向きで、今の私には味わって読めた。「大切なものは目には見えない」「かけた時間のために大切なものになる」「金色の麦をみると俺はあんたを思い出す…そして麦の上を渡る風の音も大好きになる…」大人に向けて書かれた訳者の後書きもまた好きだ。読み返す機会を貰えて幸せな気持ちだ。【ガーディアン1000】2018/09/16

いろは

30
王様、うぬぼれ男、大酒飲み、ビジネスマン、地理学者と、「反大人」の王子さまにいわせれば、「変な大人」「ダメな大人」の典型例という反面教師が出てくる哲学小説とあとがきではそんなことが書いてあるが、実際読んでみると、反面教師を描いている以上に、大人になれば忘れていく感覚、削られていく感覚というのが、やはり、あるように思う。目に見えない大切なものが、心で見なければいけないものが、大人になるにつれて、年を重ねるにつれて、その感覚がどんどん鈍磨していく。きっと、この作品は、子供と大人で感じることが全然違うだろう。 2018/11/16

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