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御巣鷹の謎を追う―日航123便事故20年

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784796646673
  • NDC分類 687.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

520人が犠牲になった大惨事から20年。
追跡取材を重ねてきたジャーナリストの渾身のドキュメント!

このボイスレコーダーの声を聞いてくれ。航空機事故調査委員会の解析と、かくも違うのだ。あの御巣鷹の悲劇から20年、これほど事実に肉薄したドキュメントがあっただろうか。そしていままたJR福知山線での大惨事。日航123便事故を通じて、あらためて真相解明と安全の意味を問う。
-大谷昭宏(ジャーナリスト)

ベテラン・ジャーナリストの長期にわたる取材に基づいて、20年前、520人の命を奪った大惨事の原因を、分かりやすく科学的に調査・追究したものである。ボイスレコーダーの分析DVDも添付され、パイロット達にとっても貴重な資料である。
-藤田日出男(航空評論家)

★事故機ボイスレコーダーと再現CGを収録したDVD付き!
-1985年8月12日-。520名の犠牲者を出し単独機として史上最大の航空機事故となった日航123便事故は今夏で20年目を迎える。本書は、事故の“真相”を事故発生の日から追い続けてきた著者が、パイロットや生存者の証言記録やさまざまな生データを取材・分析した追跡調査の集大成であり、これまでの取材活動で知り得たすべてをまとめたものである。
事故機ボイスレコーダーの全内容と、墜落までの飛行状況を再現したCG映像で構成されたリアルなDVD付き。「第一級資料」ともいえる事故機のボイスレコーダーの中身が市販されるのは初の試みである。事故調査委員会の「聞きとり・判読」は正しかったのか? 視聴して検証していただきたい。

★事故後20年・・・今に残る様々な疑問
●墜落現場を特定できず、翌朝まで救出を遅らせた自衛隊・警察の謎
●なぜ、米軍ヘリは救援活動を寸前で中止したのか?(元空軍中尉10年後の証言)
●『なんか爆発したぞ。』とは聞こえないボイスレコーダーの謎
●事故原因とされる急減圧は本当にあったのか?
●なぜ相模湾から尾翼の破片を全て回収しなかったのか
●事故調はなぜ<結論>を急いだのか? 米調査団の目的は?

内容説明

あの夏の大惨事から20年…。なにが「真相解明」をはばんだのか?未曽有の事故の原因は…現場確定が遅れた理由とは…疑惑を呼ぶ自衛隊の行動…なぜ米軍は救助を中止したのか…事故調査委員会が結論を急いだわけは…?特別付録JL123ボイスレコーダー+CG映像DVD。ついにすべてが明らかになる。事故機コックピット内・緊迫のやりとり。

目次

第1章 墜落現場をめざして
第2章 墜落現場確認はなぜ遅れたのか
第3章 米空軍アントヌッチ中尉の証言
第4章 ボイスレコーダーの分析
第5章 事故原因の真相究明
第6章 事故調査委員会のあり方
第7章 遺族の思い

著者等紹介

米田憲司[ヨネダケンジ]
ジャーナリスト(しんぶん赤旗社会部)。航空、鉄道、軍事、環境、司法問題の分野で活動。1944年大阪市生まれ。東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maroa

9
何年か前に読んだ。毎年夏の今頃になるとこの事故のことはニュース等メディアで取り上げられる。未だに謎が残されたまま…。決して風化させてはいけないと思いこの機会にレビューした。飛行機好きのせいもありこの事故関連の本は何冊か読んだけれど、本に付いているDVDは特に衝撃的だった。フライトレコーダーに残された墜落直前までのコックピット内での生々しい機長たちのやりとり…聴くたびに涙した。犠牲になった多くの方々…この場をお借りして、あらためてご冥福をお祈りしたい。。

Hiroki Nishizumi

2
謎を追っているが、謎は解明されていない。なぜ墜落地点の誤報が相次いだか、なぜ日本側は理解出来ない対応を行ったのか、なぜ朝まで捜索しなかったのか、なぜ急減圧の事実もないのに隔壁破壊説が公式発表されたのか、なぜ尾翼を調査しないのか、米国は問題も多い国だが何十年かの時を経て機密公文書公開を行うところは立派だ。日本でこの謎が解明される日が来るのだろうか・・・・2016/02/11

すかいぶるー

1
事故から35年を迎える前に再読。筆者は政党機関紙の記者。特ダネを追うくだりは気になるが、特定の主張に誘導することなく客観的な事実を重ねて事故の真相に迫ろうとする姿勢が感じられた。事故直後の墜落地点特定と救助が遅れた理由、そしてそもそもの事故原因については諸説が入り混じり未だ謎のままだが、他の本と比べても、ここに書かれている内容が最も説得力があるように思った。初版本でボイスレコーダーが収録された付属DVDもあり、引き続き所蔵して、また新たな事実が判明したときに読み返したい。2020/08/03

雨猫

1
123便事故の本は数冊読んでるが、これが1番内容が濃かった。私が今まで知りえた事故の原因と推定されるものは3つあるが、やはり垂直尾翼が出てこないことには、すべてが推論である・・・ DVDは機長、副操縦士、機関士の3人がいかに最後の最後まで頑張っていたかがよく分かる。この事故を風化させてはいけない。☆5つ2013/10/24

こぶた

0
★★★★ とてもていねいに事実をまとめている。なぜ自衛隊の到達が遅れたのか? そしてなぜ事故が起きたのか? という遺族が最も知りたいことが、こんなにもはっきりと明確になっていないとは知らなかった。その実態をまとめておくことにとても意義があると思う。2011/12/27

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