内容説明
次世代に伝えたい。日本女性の「からだの知恵」!本書では、この3世代の間に途絶えつつある、女性が本来持っていた「からだの知恵」を検証していきます。現在もその知恵を持つ、あるいはとり戻した女性たちが、熱く語ってくださいました。
目次
第1章 出会い
第2章 「90代の女性」が語る
第3章 「現代の女性」が語る
第4章 「産婦人科の権威」が語る
第5章 「下町の女性」が語る
第6章 「運動科学の第一人者」が語る
第7章 「“からだの知恵”をとり戻した女性達」が語る
巻末・特別対談 市田ひろみ・三砂ちづる
著者等紹介
三砂ちづる[ミサゴチズル]
1958年生まれ。リプロダクティブヘルス(女性の保健)を専門とする疫学者。1981年、京都薬科大学卒業、1999年、ロンドン大学PhD(疫学)。同大学衛生熱帯医学院研究員およびJICA疫学専門家として約15年、海外で疫学研究、国際協力活動に携わる。2001年1月より国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)疫学部に勤務、2004年3月まで応用疫学室長を務める。2004年4月より、津田塾大学国際関係学科・教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
21
だいぶ以前に読んだ本です。ちょっと思い出したので登録しときます。
tellme0112
10
友だちに勧められて。骨盤底筋を鍛えたくなる。ただねー、女性は仕事もしろ、夫とその両親の面倒も見ろ、月経は軽くなるからコントロールしてみろ、女性ばかりに努力を強いる現代社会にすごくぴったりくるね!(そんなことはいってない、私の勝手読み)広告を読んでいるような気分になる。読後感はさすがにイライラしてくるわ~。和装が良い、日本舞踊がどう、正座がどう。日本スゴイですね系の話かと、ひねくれて読んでしまう。月経の手当ての歴史っぽそうなところは楽しく読んだ。まあ、苦しいときは、休む権利がある。誰にでも、だ。2018/09/27
Salsaru
8
月経血コントロールの話。骨盤底筋の使い方次第でコントロール可能とあるが、イメージはできるが具体的なトレーニングの記載はあまりない。ヨガのムーラバンダや、バレエで肛門を締めて内臓をもちあげるようにするとかそんな感じだろうか。2014/01/11
えがお
7
なんと!います90代の女性は下着のなかった時代、トイレで、月経の経血を出せていたのだそうな。びっくり。確かに子どもがトイレトレーニングするように、女性もトレーニングしたら月経トイレトレーニングできるのかしらん?昔のぞうきんがけ、和式トイレ生活で自然に鍛えられていた筋肉が現代は衰えているので、まずはそこから鍛え直しだな、多分2013/12/08
たまゆら
7
昔からひっそり不思議に思っていた昔の女性の月経対応法。なるほど納得。サニタリーパンツもナプキンもない時代に、どんなに大変やったやろかといつも不思議に思ってた。まぁ、この本が紹介している証言はごくごく一部のものだろうし、決してすべての女性がコントロールできたわけでもないんやろうけど。私としては、昔の女性は今の人のように肉や乳製品を食べてなかったやろうし、経血量は少なく、期間も短かったのでは?と睨んでます。2011/11/11