内容説明
モビルスーツは「宇宙世紀」における最強かつ花形の兵器だ。それはどのように開発・製造され、どのような装備や性能を有し、いかにして未来戦に投入され、戦況を決定づけたのか。戦車や戦闘機など、既存兵器の発達史をふまえてつづる。
目次
第1章 開発・製造(誕生―「モビルスーツ」という兵器の登場;メーカー―モビルスーツは、いいカネになる;開発―その主導権は、民間から国へ ほか)
第2章 性能(動力源―モビルスーツの動力;兵装1マシンガン―実体弾銃、無反動砲、ビーム兵器という三種の武器;兵装2無反動砲―核弾頭つき無反動砲という兵装 ほか)
第3章 運用(配備―優秀な兵器は“優秀”な者の手に渡る;編制―その基本はモビルスーツ3機;敵―モビルスーツの敵とは? 戦車VS対戦車兵器の歴史から ほか)
著者等紹介
円道祥之[エンドウマサユキ]
1960年生まれ。東京経済大学卒業。在学中からアニメーション雑誌などで仕事をし、そのままライターとなる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tatsuya Hashimoto
2
大掃除にて発掘。この手の本は掃除の手を止めてしまう・・・2016/04/28
茶幸才斎
1
1979年にテレビ放映されたアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する人型兵器モビルスーツを、軍事兵器という観点から開発・製造、性能及び運用について考察した、という体の本。〝体の〟と云う理由は、比較分析のために現実の近代戦で使用された各種火器、戦車、艦艇、航空機について言及することは、当然ある程度は必要だろうが、本書はその分量が無闇に多く、ただただモビルスーツをダシに、近代兵器に関する筆者の蘊蓄を披露しているだけの印象を受けたことによる。誤植も多く、これは遺憾なことに、出版社の品質管理の姿勢を疑うレベルである。2015/11/25
半木 糺
0
『ガンダム 一年戦争』と同様、現実世界の兵器とガンダム世界のMSを初めとする兵器を比較し、検討していくスタイルをとっている。引用されている兵器のデータの間違いや誤植が多く。書籍としての質は低い。
pochi
0
2002年10月6日
Nobuhiko Sugiyama
0
ガンダム「1年戦争」とセットで読んだ。 主な感想は、上記に触れた。 今年は、終戦70周年であり、武蔵の発見もあって、本屋に行けば ちょっとした賑やかになってる。 今は、1分の1の実物大が存在するにあたり、 具体的な製造方法にまで踏み込んでもらえたら、 もっとリアルに感じたと思う。 戦争は悪いとは解っていても、そこにドラマやロマンを求めてしまうのは、人のサガなのかもしれない。 まぁ、惜しむらくは2002年の時点では、そこまで踏み込めなかったのだろう。