朝倉恭介―Cの福音・完結篇

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  • サイズ B6判/ページ数 452p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796621359
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

絶体絶命!コカイン・コネクション発覚!恭介を追い詰める警察・CIA・川瀬雅彦…再び火を吹くSMG・イングラム!闇に生きるものは闇に消える―それが掟だ。いま、眠りにつく悪のヒーロー。

著者等紹介

楡周平[ニレシュウヘイ]
米国企業在職中の96年に書いた『Cの福音』が、いきなり大ベストセラーとなり、超弩級の新人登場!と、読書界の話題をさらった。作家として独立後もベストセラーを連発。日本人離れしたスケールの大きなストーリーを圧倒的なパワーとスピード感で読ませる、まったく新しいタイプのエンターテインメント作家である。著書に、本書と6連作となる『Cの福音』『クーデター』『猛禽の宴』『クラッシュ』『ターゲット』(いずれも小社刊)のほか、『ガリバー・パニック』『青狼記』(ともに講談社)、『外資な人たち』(中央公論新社)などがある。1957年生まれ。東京都在住
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

27
朝倉恭介のあまりにも圧倒的な悪に魅せられてしまったので、最後まで逆転を期待してしまった。しかし、やはり血の絆には勝てなかったマフィアとの繋がりも印象的。それに比べ確かに田代の軽薄さは対照的で、クロコダイルに食されなかったのは皮肉であり、ここにもマフィアの扱いを感じる。川田の推理を繋げる幾つかの出来事からの推測は少し出来すぎに感じる。今のスマホ社会では容易に理解できるが2001年ではまだピンと来なかったのではないか?エシュロンの追い込まれ方のは改めて恐怖を感じる。余談だが、ボンベイ・マティーニ飲みたい2019/08/15

chakiw5

8
Cの福音完結編を再読。フリーのジャーナリストの強運と朝倉の運の無さ、さらにCIAによってついに朝倉の悪事がばれてCIAに命を狙われる。しかし最後にとどめを刺そうとしたのは以外にも川瀬であったがその朝倉の最後は杳として知れない。まったくダークヒーローもここまで凄いとあっけにとられるが日本の警察が暴走族の後ろに付くだけしかできない点には同感、これでは危機感がとぼしく今回のようないきなりの極悪には対応できないだろうね。最後朝倉の行方が知れないが生存していると思わせているがこの続編はあるのだろうか。2019/05/28

4丁目の父ちゃん

7
楡さんのデビュー作品「Cの複音」を読み、本書 完結編を手に取る。コカイン密輸者 朝倉恭介と共にジャーナリスト 川瀬雅彦のダブル主人公のイメージだが、この完結編の前に何冊か二人の物語が出版されているようで深い内容はわからず読んで行ったが、小生にはちょっと過激すぎるかな? 楡さんの作品は物流関係や老後の穏やかな作品がいいですね。2023/09/04

Akiko N.M

5
このシリーズはちょっと難しくて 他の本と併読して読んでました。 この作品でやっと 朝倉と川瀬が対決。 これがシリーズ完結編。 コロンビアからのコカインの流れを 取材しようと動いた川瀬は ヘリの事故で怪我を負う。 パイロットのほうが重傷だったが 川瀬はそのパイロットのうわごとで ある重要な事実を知る。 また朝倉は日本でのビジネスを 完全に閉めようと決めた。 少しずつ起こるトラブル。 隙間から漏れる情報。 朝倉を追うCIA。 朝倉は日本の警察・CIA・川瀬の手を くぐり抜けて脱出出来るのか。 2014/10/06

たくや

5
最後の逃走劇は一大エンターテイメントのようでした。私は川瀬のシリーズを読んでいないのですが、恭介の三部作を読み終え結構お腹いっぱいです。ただ一つ最後はやはりファーストクラスでシャンパンを飲むシーンで締めてほしかったかな。あとこのシリーズで私のお気に入りのワードはデ・カフェです。なんで今作は・が抜けたんでしょうかね。2012/10/06

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