出版社内容情報
「自己開発セミナー」潜入体験記！
あなたの親しい隣人たちが泣きわめき、踊り狂い、抱き合って「違う自分」に変わってく人はどのように「洗脳」されていくのか！？
迫真の筆致で描くサイコ・ノンフィクション！その後の「洗脳体験」(二澤雅喜)ポストバブルのポストセミナー(島田祐巳)を新たに収録した増補決定版
内容説明
「自己改造」「自己発見」「自己開発」を謳い文句に世にはびこった各種の自己開発セミナー。いままた「洗脳」という言葉がマスコミを賑わすなかにあって、ではいったい、「洗脳」の実体とはどうゆうことなのか？セミナーへの潜入体験をベースに、克明な記録を試みたサイコ・ノンフィクションに加え、ここにいたる「洗脳」の体系を鋭く分析した、『洗脳体験』の増補文庫版。
目次
「自己開発セミナー」潜入体験記（自分自身の心のなかを“旅する”ために；ベーシック・セミナー；インタビューとポストセミナー；アドバンスセミナー；モトトレーナーとの対話；その後の洗脳体験）
誘惑するセミナーあるいは、人はなぜセミナーに「はまる」のか？（「勧誘」はなぜ断れないか？；人はいかに「洗脳」されるか？；エンロールという落とし穴；ドラッグ・ヒッピー・ベトナム；大衆社会の変わりたい人々）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ﾕｽﾞﾙ
16
実際に潜入して知り得た著者ならではの体験記だけど、潜入していた時は少なからず、洗脳されていたんだなみたいな文体だった。後半の元トレーナーとの対談あたりから、戻ってる感じはした。結局はP266に書いてあることが全て。どう体験して変わったとしても一瞬だと思う… 私は最初の５万円コースから無理…2016/08/02
kwy8791
0
体当たり自己啓発セミナー潜入記。まぁ最近は書店とかでも「自己啓発本コーナー」なんてのがあったりするけど、20年くらいまえはかなり胡散臭く報道されていた記憶があったりなかったり。で、読んでみると、意外と今の自己啓発本が書いているようなことを言われていたりして、ほほぅこの業界20年間進化なしか。と興味をそそったりする一冊。自己啓発セミナーから新宗教への人材流動の話とか、もっと掘り下げてみてほしい。2013/04/29
