内容説明
空想科学の世界には、途方もなく大きい数値が平気で登場する。年齢2万歳のヒーロー。マッハ2で泳ぐ怪獣。マッハ5で走る宇宙人。桁外れに広大なスケールの世界であると言いたいのだろうが、それがいかに凄まじいことか、実感するのは難しい。そこで、ウルトラマンやマジンガーZや怪獣たちが生きる世界に科学の視点を携えて訪れてみよう。驚くべき現象が、爆笑の結末が、そこには待っている!あなたは、ヒーローや怪獣のすごさと魅力を再確認し、そして思うだろう。人間の夢とは、かくも巨大で逞しいものであったのか、と。
目次
第1部 これが空想科学の真実だ!(長すぎる寿命―ウルトラマンの年齢は2万歳!生物にそんな長生きは可能か?;速すぎる走り―マッハ5で走るピット星人は、大便しながら空を飛ぶ!;宇宙での戦闘―宇宙戦艦ヤマトの古代進は、卑怯でなければ生き残れない! ほか)
第2部 必殺技に威力はあるのか?(スペシウム光線―ウルトラマンの必殺光線は、殴れる範囲の相手にしか効かない!;ライダーキック―仮面ライダーのキックは、単なる飛び蹴りのほうが効果的だ!;ロケットパンチ―マジンガーZの足手まとい!ロケットパンチの問題点。 ほか)
第3部 そんな怪獣が実在できるか?(空飛ぶ怪獣―回転ジェットで飛ぶガメラは、空の彼方で焼き肉になる!;透明怪獣―ネロンガは透明になった瞬間、心臓麻痺で即死する!;水中怪獣―ゲスラがマッハ2で泳ぐと、アジアはたちまち全滅する! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
273
特撮やアニメで出てきたキャラの設定が実際にやろうとするとどういう事になるのか書かれた一冊。まぁ現実にいない事からわかるように科学的に見ると無茶なんだなと知った。それを無理に登場させると社会に大きな影響が出る事を面白可笑しくわかった。2016/01/30
pochi
1
1997年 6月28日
Mobius
1
面白いには面白いけど、そもそものSF設定(光子力エネルギーとか)を、むりやり現実に押し込めたり、こじつけも多い。 先に行けば行くほど、この傾向が目立って、このシリーズ自体がトンデモ化していくのが難。
taniho
1
面白い2008/10/10
08041511
0
昔何回も読んだが、久しぶりに再読 やはり素直に面白い 学生時代にこの感じの本があったら、もっと素直に理数を勉強したかも2023/05/28