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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
19
歴史的事実をうまくつかって、ww2戦史にSF要素を折り込む発想が素晴らしい。なかでも「アルデンヌの森」が秀逸。戦争なんて、ゲルマン人とケルト人が殺しあった古代から何も変わっていないのだと。星野氏の作家性の高さが素晴らしい。とはいえ、ストーリーものに続く『国辱漫画』のインパクトが凄すぎて、前半のSF要素が入った物語が霞んで見えてしまった。「一億特攻・一億玉砕」を盛大に皮肉り、「官財癒着によって搾取」する日本の指導層を断罪するGHQ(Go to Hell, Quickly !!)に、驚倒し爆笑した! 2023/07/30
ムーミン2号
6
異色戦記シリーズ。表題作の他、「海の獅子」「荒鷲と要塞」「アルデンヌの森」は第二次大戦の連合国vsドイツの戦役を描いているが、いずれも記録には残っていない戦いである。残っていないということは作者による創作の可能性がほぼ100%なのだけど、なかなか読ませてくれる。「エル・アラメインの神殿」は、ひょっとしたらピラミッド時代までは首長恐竜は生きていてそれを家畜化したエジプトの人たちがその恐竜に巨石を運ばせてあのでっかいピラミッドを作ったのかも?というお話。ラストの「国辱漫画」はバカバカしい程に発想が面白い。2022/07/17
Machina Sapiens @人工無能
1
星野之宣さんの WWII モノ With 若干のSF。2017/01/27
hirokazu
0
読んだのは2003年の「バーズコミックスデラックス」版なのだが、検索しても出ないので、こちらで。第2次大戦を舞台とした6編。ごく普通の戦記モノが2編、作者得意の伝奇要素が入った作品が2編。そして超異色作というべきギャグ戦記「国辱漫画」とその続編。個人的には「国辱漫画」だなあ。2020/06/04
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