出版社内容情報
物理学理論と物理的世界/力学/熱学/力学的な波動/電磁気学/光学/微視的世界の物理学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
これは山本義隆先生が予備校で教えていた時の教科書のようです。確かに入門とは書かれていますが、かなり基礎ができていないと理解が難しいのでしょうね。ただ記述が非常にわかりやすい気がします。文科系の私でも一通りは読んで理解できましたので。ブルーバックスの物理関係の本を読むときには参考にしようと思いました。2016/07/10
記憶喪失した男
12
高校物理の参考書。高校物理ならいちばんよい参考書だと聞いて、これで高校物理を独学した。69日間かけてノートに書き取り、ちゃんと勉強した。ノートは四冊分になった。内容はめちゃくちゃ難しく、まったく理解できないが、現代文明を構築する物理学がどのようなものか、感触をつかむことはできた。「力学」に59個。「熱学」に18個。「波動」に27個。「電磁気学」に63個。「光学」に39個。「微視的世界の物理現象」に54個。合計260個の物理概念が書いてあった。人生でいちばん難しい本だった。これでなんちゃって理系になれた。2021/03/22
jjm
8
受験物理のバイブル。社会人になってからも、回路の勉強をするのに非常に役立った。この本のおかげで公式など覚えることをだいぶ減らすことができた。2019/01/24
Ray
3
修論の理論部分の説明を補うために再読。受験で使い、大学の一般教養で使い、技術士補の試験対策としても使い、そして修論でも使い・・。これだけ何度も読んだ本も珍しいです。2010/11/23
U-tan
3
山本義隆による高等学校程度の物理の教科書.理系の高校生は読むとよいだろう./著作に『古典力学の形成』『磁力と重力の発見』『一六世紀文化革命』『熱学思想の史的展開』,共著に『朝倉物理学大系 解析力学I・II』など.氏の物理学史の著作が原語で読めることはうれしい.2010/03/27