内容説明
ロックが市民権を得ていなかった1971年、テレビの中にロックがやってきた。レコードと雑誌でしか知らない、英米のロックスター達が目の前で動きはじめた。全国の少年少女を熱狂させ、日本の洋楽文化を切り拓いた伝説の番組「ヤング・ミュージック・ショー」(NHK)。洋楽ロックにこだわり紹介しつづけた15年間・全80回の軌跡を、関係者の証言を交えて綴った永久保存版。
目次
04年5月2日23:10-77年5月7日15:50
20世紀最大級の発明品(1952年‐1961年)
“ロック”&“テレビ”革命(1962年‐1970年)
『YMS』とその時代1971年‐1976年
1977年‐1980年
1981年‐1986年
著者等紹介
城山隆[ジョウヤマタカシ]
64年1月1日、鹿児島市生まれ。75年頃から洋楽を聴きはじめ、以来30年、ロックを生活の音とする。91年より、出版社にて音楽書・海外文芸書等を企画編集。95年からフリーの書籍編集者&ライターに。『僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」』は、初めの書き下ろし作品
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感想・レビュー
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印刷屋鉄吉
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1971年C.C.R.から1986年エリック・クラプトンまで80回、NHKで放送された洋楽番組「ヤング・ミュージック・ショー」。プロモーションビデオもMTVも「ベストヒットU.S.A.」もなかった時代の貴重な洋楽の情報源。シンガーソングライターエルトン・ジョンの素晴しさやとぼけた容姿のレイ・クーパーの名パーカッショニストぶり。ディープパープル「チャイルド・イン・タイム」の緊張感、TOTOやスティックスなどなど。陳腐な言葉だけど まさに青春そのもの。この番組の好きな人と思いいれのある人に絶対の名著。2010/06/29