内容説明
なぜ旅に出なくてはならなかったのだろう、それもアジアに。インド・ネパール・タイ・ベトナム・パリ・上海…、人・もの・風景…。若者の心象と記憶に目の前の「アジア」が反応していく。若者たちに深い感動と圧倒的な支持を得た、ロングセラー「アジアン・ジャパニーズ」の旅の世界をじっとりと追体験できる新しい世代の決定的写真集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
257
小林紀晴、初の写真集なのだが、あれこれと変わっている。まずサイズだが、通常の写真集に比べると小さい(B5版くらい)。さらには写真集としては紙質が上質紙ではなくて、これも通常の本と変わらない。何らかの事情があったのか、あるいは意識的にそうしたのかはわからない。この人の書く文章も、なかなかにいいのだが、今回は写真集とあってごく控えめ。さて、肝腎の写真だが、陰影を強調して人物を浮かび上がらせるのは『Asian Japanese』でも成功した技法。今回はそれに加えてギリギリの光の中で撮る写真が目を引く。⇒2017/05/14
Hiroki Nishizumi
3
悪くはないけど。やはり我が眼でみたいものだ2020/11/10
dgs
1
大学生の時に読んで小林紀晴にハマった最初の本です。当時は大して不自由でもなかったけど、何かから逃げたかった(笑)。「深夜特急」と共に外国への憧れを抱くきっかけになった。
Eileen
1
美しい写真。
hiratax
1
小林紀晴「アジアンジャパニーズ」は、90年代版「深夜特急」であると思うんだが、今の読者は誰も読んでいない。90年代アジアのクーロン黒沢はいまだ現役だが、小林の姿はない。90年代アジア旅行もののエアポケットだ。この時代、デジカメではないわけでザックの半分以上はカメラ機材だったはず。2015/07/04