内容説明
インダヴュー集。
目次
１ なぜおまえは猫が好きなんだ、というふうに言われたら、存外こっちのひとりよがりだ…
２ 人間なんかになれているようなふりしているけど、絶対なれていないところがありますからね。
３ 種族としての猫というのは、犬に比べたら、横に生活している気がするんです。
４ 猫のほうはなにかやっぱり受け身のわからなさみたいなのがたくさんあってね。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋津
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吉本隆明さんへの猫に関するインタビュー集。どこかからやってきてどこかへ去っていく、かと思えば人間の家で最期を迎えることもあり、個体によって行動が異なる猫という身近で謎の多い生き物について、面白く拝読。吉本さんの言う「勝手なときだけこっちでかわいがるだけ」「こっちの勝手でもって親密関係を結べる」という猫との付き合い方がお互いにとってストレスのない自然な付き合い方なのかなと。2016/09/27
May
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吉本隆明が猫バカ丸出しだったら面白いだろうと思ったけど、やはりそれはありえなかった。だからと言って「ほぉ、流石は吉本隆明目線」というのでもなく、内容はいたってフツー。ご自身でも「ほんとの意味でのつきあいはしていないです」との事だし・・・でも「勝手なときだけこっちでかわいがる」というのは、正しい猫との付き合い方だと思う。内容的に最後の書き下ろし部分のみで充分だったかな？ どちらかというとインタビュアーの方の発言に感心。そうそう、“猫さん”と話す吉本隆明は可愛かったｗ あと“本人”って表現しちゃうところもｗｗ2010/06/26
