進歩―人類の未来が明るい10の理由

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進歩―人類の未来が明るい10の理由

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794969972
  • NDC分類 209.04
  • Cコード C0020

出版社内容情報

破滅と悲惨の未来図、それホント?
正しいデータで見る人類史

いたるところ破滅と悲惨――ニュースやメディアが書き立てるネガティブな終末世界、そんなものは嘘っぱちだ。啓蒙主義思想が普及して此の方、世の中はあらゆる面でよくなってきた。食べ物も増え、衛生設備もぐっと普及し、寿命も延び、豊かさもまし、平和も自由も平等も促進されている。いま必要なのは、この進歩を正しい知識で引き継ぐこと。反グローバリズム運動への批判を展開してきたスウェーデンの歴史家が明解なデータとエピソードで示す、明るい未来への指針。

◆英紙The Economist ブック・オブ・ザ・イヤー2016選出
◆英紙The Guardian ブック・オブ・ザ・イヤー2016選出

はじめに――現在こそが古きよき日々

1 食料――頭と身体を働かせる十分なカロリー
2 衛生――苦しみの源を浄化する
3 期待寿命――人はもうハエのようには死なない
4 貧困――未来への投資に目を向けるとき
5 暴力――戦争を起こせば損をする
6 環境――最悪のシナリオは回避された
7 識字能力――みんなが参加できるということ
8 自由――自分を所有するのは自分だけ
9 平等――かつてないほどの寛容性
    少数民族/女性の権利/ゲイの権利
10 次世代――進歩は受け継がれる

おわりに――それでもみんなが納得しないわけ

謝辞/訳者解説/注/索引


ヨハン・ノルベリ[ヨハン ノルベリ]
著・文・その他

山形浩生[ヤマガタ ヒロオ]
翻訳

内容説明

いたるところ破滅と悲惨―ニュースやメディアが書き立てるネガティブな終末世界、そんなものは嘘っぱちだ。啓蒙主義思想が普及して此の方、世の中はあらゆる面でよくなってきた。食べ物も増え、衛生設備もぐっと普及し、寿命も延び、豊かさもまし、平和も自由も平等も促進されている。いま必要なのは、この進歩を正しい知識で引き継ぐこと。反グローバリズム運動への批判を展開してきたスウェーデンの歴史家が明解なデータとエピソードで示す、明るい未来への指針。

目次

1 食料―頭と身体を働かせる十分なカロリー
2 衛生―苦しみの源を浄化する
3 期待寿命―人はもうハエのようには死なない
4 貧困―未来への投資に目を向けるとき
5 暴力―戦争を起こせば損をする
6 環境―最悪のシナリオは回避された
7 識字能力―みんなが参加できるということ
8 自由―自分を所有するのは自分だけ
9 平等―かつてないほどの寛容性
10 次世代―進歩は受け継がれる

著者等紹介

ノルベリ,ヨハン[ノルベリ,ヨハン] [Norberg,Johan]
1973年スウェーデン・ストックホルム生まれ、マルメー在住。作家、歴史家、ドキュメンタリー映像作家。2007年よりワシントンD.C.のケイトー研究所の研究員に。スウェーデンおよび国際的なメディアの解説者として活躍するほか、スウェーデン大手新聞にコラム連載を行っている

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
東京大学都市工学科修士課程およびMIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、小説、経済、建築、ネット文化など広範な分野での翻訳および雑文書きに手を染める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

34
この先の未来を創るうえで読んでおくべき一冊。◇この100年でどれだけの人が飢え・病・暴力から解放され、ちゃんと働き学べるようになって貧困から脱出できたか。環境悪化の最悪のシナリオを回避し、自由・平等を享受するようになったか。それを成し遂げた主体は、明日を楽観的に信じて環境整備に動いた個人であり、昨日よりも良くあろうとした民衆。◇ちょっと待って、それは、宮本が描いてきた戦後の農山村や離島の姿そのものではないか。日本のことだけではない、世界同時のことだったのか。そのあまりの共通性に何度も目からウロコが落ちる。2018/10/08

壱萬弐仟縁

29
2016年初出。本書は人間の勝利に関するもの(19頁)。この時点で負け組の俺は読む気が失せる。放射能でやられている日本人に勝利などないし。富裕国での50歳時点での期待余命研究結果、北半球では10月から12月に生まれた人のは4月から6月に生まれた人より半年近く長いらしい(28頁)。身長の高い人のほうが平均して寿命も長いし、栄養状態のいい子供は病気への抵抗力も高く、生き残る確率も高い(34頁)。ボーローグが先鞭をつけた緑の革命は、1944年メキシコで始まり、彼は全生涯にわたって途上国で働き続けたが、2018/11/04

niisun

25
私も世に蔓延る“悲観論“は大嫌いで、地方消滅と言われれば『地方消滅の罠』、地球温暖化と言われれば『地球温暖化の嘘』という本を読みたくなる人間。この本にあるように食糧、衛生、寿命、貧困、暴力、環境、識字率、自由、平等で見たら、この数世紀、悪化してる筈がありません。ただ、これらの改善と幸不幸に相関があるかは疑問です。今を知っているから昔の人が不幸に見えるけど、その環境下で生きた人達が不幸だったかはわからない。実際、江戸末期~明治期に日本を訪れた外国人の多くが、幸せそうで、生き生きとした庶民の姿を記録している。2020/11/28

魚京童!

23
そりゃー魚と哺乳類を比べれば、バラ色の未来だよね。戦争で殺しまくってた時代や、集合して生活し始めて摩擦が大きかった時代と今を比べれば、バラ色の世界だ。殺されることはないし、人と接しなくてもいい。でも生殺しだ。生きている実感がない。それが幸せだというのなら、そんなものいらない。つまらないよ。人生。もっと面白いといいな。でも最近どうでもいい。投げやりだ。なんでだろうね。関心がなくなった。明日世界が滅びるなら、笑って、お酒飲んで、寝るのだろう。そんな気分だ。今日は初めから終わってる。お酒飲んで寝よう。起きたばか2019/06/09

くさてる

22
「世の中、百年単位で見ればあらゆる面で良くなっているということだ」という解説の一文がまさにそうなのだけど、それを説得力あるデータと分かりやすい解説でしっかり説明してくれる一冊です。百年さかのぼらずとも、自分が生まれたころからみても、現在の生活はいろんな意味でずっと良くなっていると私も思う。だからこれからも良くなっていくと思うのですよ。そのなかでこぼれ落ちてしまうことや足りないものももちろんあるだろうけど(著者はそのことも無視していません)。「昔は良かった」と言うまえに、ぜひご一読を。2020/08/15

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