出版社内容情報
これからの小商いのあり方、新しい交流の場として注目される古本屋はどのように誕生したか。時代に流されない生き方と働き方を探る。
写真集・美術書を専門に扱い、国内外の愛好家やマニアから熱く支持される「森岡書店」。併設のギャラリーは若いアーティストたちの発表の場として、新しい交流のスペースとして注目されている。これからの小商いのあり方として関心を集める古本屋はどのように誕生したのか!?
散歩と読書に明け暮れたころ、老舗古書店での修業時代、起業のウラ話、店舗運営の実際、趣味と実益を兼ねてはじめた仕事だからこそ味わえるきびしくも充実の日々……。オルタナティブ書店の旗手がつづる、時代に流されない〈生き方〉と〈働き方〉!
はじめに
1「本」と「散歩」の日々
中野ハウス/古本を求めて神保町通い/予算は二〇〇〇円/臨時収入/「珈琲リオ」/中野区立中央図書館と格納庫/中野「クラシック」/呪文は「坑夫」/古いビルに惹かれるわけ/写真集との出会い/いこいの場/一九四一年一二月八日の出来事/新聞広告と古本
2「一誠堂書店」の日々
入社試験/配属は一階の売場/落丁調べとブラシ/対外宣伝誌にのめり込む/お客さんが先生/古書目録の制作/柱時計の思い出/松村書店の松村さん/祖母と「坑夫」と『いきの構造』/同潤会江戸川アパート
3「森岡書店」の日々
ここで古本屋をはじめたい/独立のスイッチ/買いつけはパリとプラハ/バスが来ない/ドアの向こうの秘密の部屋/ル・コルビジェの写真集/割引は国際的に通用するルール/内装のコンセプト/荒野の古本屋/一本の電話からつらなった偶然/ギャラリーがスタート/コンサバティブ書店からオルタナティブ書店へ/万引き事件/ARTS & SCIENCEでの展示即売会/二〇一一年三月一一日と写真展/震災後再出発/「KAPITAL」との仕事/「マーチエキュート神田万世橋」での仕事/坑夫とデニム
あとがき
【著者紹介】
1974年、山形県生まれ。東京・茅場町の古書店&ギャラリー「森岡書店」店主。著書に『写真集 誰かに贈りたくなる108冊』(平凡社)、『BOOKS ON JAPAN 1931 - 1972 日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)がある。
内容説明
およそ古書とは無縁と思える東京・茅場町、古びたビルの一室に“自分の砦”を築いてみた―オルタナティブ書店の旗手がつづる時代に流されない“生き方”と“働き方”!
目次
1 「本」と「散歩」の日々(中野ハウス;古本を求めて神保町通い;予算は二〇〇〇円 ほか)
2 「一誠堂書店」の日々(入社試験;配属は一階の売場;落丁調べとブラシ ほか)
3 「森岡書店」の日々(ここで古本屋をはじめたい;独立のスイッチ;買いつけはパリとプラハ ほか)
著者等紹介
森岡督行[モリオカヨシユキ]
1974年、山形県生まれ。東京・茅場町の古書店&ギャラリー「森岡書店」店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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