内容説明
死後十年以上を経て、いまだに人々から愛され続ける「男はつらいよ」でおなじみの渥美清―。いたずら小僧だった少年期から浅草軽演劇時代、テレビ番組「夢であいましょう」出演のころ、そして「男はつらいよ」の車寅次郎まで。交流のあった作家や友人、研究者らの証言と本人の声を通して、渥美清の生涯をたどって行く。東京下町が生んだ天才の肖像を浮き彫りにする書き下ろし評伝。
目次
1 東京下町文化の語り部
2 戦後上野の無頼派
3 浅草フランス座時代
4 「夢であいましょう」のころ
5 車寅次郎の時代
著者等紹介
堀切直人[ホリキリナオト]
1948(昭和23)年、横浜市生まれ。79年、『日本夢文学志』(冥草舎)でデビュー以降、大正~昭和10年代の作家・作品を取り上げた文芸評論などで活躍。近年、「浅草」四部作で膨大な資料を駆使して、東京下町庶民文化を浮き彫りにした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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