出版社内容情報
４月中旬発売以来大好評、重版も出来ました。
朝日新聞４月29日（日）読書面の書評でも大きく紹介、賛辞をいただいております。
以下その書評より抜粋。
「政治家は「力の言葉」を語ります。詩人は「言葉の力」を大切にします。これ以上ないほどぜい肉を落とし、きりりと引き締まった散文の姿。その断面から生命力がにおい立つような文章の裁ち方。本を読みながら、平明な言葉が放つ力の強さにしばし立ちどまりました。
「書くことは二人称をつくりだす試みです」。そう書くあなたは、手紙がそなえる親しみと共感を、読者に取り戻したと思います。」 ― 朝日新聞本社編集委員 外岡秀俊氏評
内容説明
詩人から「あなた」へ親しい言葉の贈り物。３９篇の手紙エッセー。
目次
こころざし
沢庵の味
「はじめに…」
ふみよむあかり
世界は（あなたの）一冊の本
谷神ハ死セズ
遠い日の友人の死
微笑について
「記憶のつくり方」
別れの言葉〔ほか〕
著者等紹介
長田弘［オサダヒロシ］
詩人。１９３９年福島市生。早稲田大学第一文学部卒業。北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人（１９７１－２年）。毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、講談社出版文化賞などを受賞。詩集のほか、主な著書に『詩は友人を数える方法』（講談社文芸文庫）、『アメリカの心の歌』（岩波新書）、『定本・私の二十世紀書店』『本という不思議』（ともにみすず書房）、『子どもたちの日本』（講談社）など。訳書に『詩人が贈る絵本』（全七冊、みすず書房）など
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