日日談笑―小沢昭一的人生

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794964595
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ラジオの長寿番組「小沢昭一的こころ」でよく知られているように、小沢さんの話芸は絶品である。軽妙で洒脱で含羞で―その芸が一冊になった。網野善彦さんと、中世の陰陽師の実態や猿芝居のルーツにうんちくを傾ける。エノケン、ロッパと舞台に立った清川虹子さんからは、昭和の喜劇王たちの素顔を聞き出す。そして、井上ひさしさん、関敬六さんと三人で渥美清を偲び、佐野洋子さんとは猫の自慢。さらに、阿川佐和子さんにはいい男の見分けかたを伝授する…。ゲストが多士済々なら話題も豊富だ。せちがらい世の中を、大きな知恵と底知れぬユーモアで笑い飛ばす話芸の集大成。

目次

柳家小三治―佐渡はよいとこ、フシギなとこよ
松島トモ子―トイレは好きだなぁ、落ち着くなぁ
内海好江―お祭りはジャリの時がいちばん
金子兜太―大正の先輩!ぼくらもやっぱりニヒルです
高瀬礼文―そば好きは老化現象、だけどうまいなぁ
郡司正勝―先生、吉原のことなど
網野善彦―毒の花妖しく咲かせる芸、終わりました
バルタバス―私、騎馬オペラ「ジンガロ」のオッカケおじん
清川虹子―浅草は、なるほど笑いの王国だな
井上ひさし・関敬六―渥美清さん、「浅草の唄」を唄おうよ
佐野洋子―猫はいいな、犬よりいいな、猫は尾っぽをふって寄ってこない
小宮悦子―ラジオは仕事師の世界、練りものがやれます
阿川佐和子―新春談笑、男はバカでなきゃあ、ハハハハ
立木義浩―お互い写真屋の伜、写真のはなしでも
黒鉄ヒロシ―花は咲けども実はならず、それでOK
黒鉄ヒロシ―お父さんはお母さんだ、お母さんはお父さんだ
柴田政人―「競馬は身のため」…ほんとうです

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッツ

5
小沢昭一の小沢昭一的古今東西文化人との対談。一つ一つの対談にはそれぞれテーマが決まっている。のっけから相手が小三治師匠とは粋ですなぁ。関敬六と井上ひさしとの鼎談では、渥美清について語り合う。私は一度も寅さんを見たことがないが凄い人だったようで、凄いエピソードが少し出てきた。だが、小沢は寅さんやる前の渥美清の方が好きみたい。かなりの人が思っているようだが、小沢昭一は噺家に向いているのではなかろうか。2012/10/23

佐伯りょう

3
おもしろかった。芸能と宗教の関わりは本当に奥深い。へぇ~、ハハハ、なるほど~、見てみたい! そんな相槌を打ちたくなる対談ばかりだった。花魁の内八文字と外八文字。関西は内八文字とか。しみじみと楽しい話が満載。2012/06/14

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