ブラッドベリはどこへゆく―未来の回廊

ブラッドベリはどこへゆく―未来の回廊

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794962577
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

SFとは何か。いまだ建たない都市について、その歴史を書くこと―。アート。建築。科学。街づくり。ブラッドベリは、時間と空間、現実と空想のはざまを自在に飛びはねながら、未来へのコンセプトをさまざまな語りつづけてきた。科学技術とは、人間の願いをかたちづくる手の延長だ。ならば、とこんなお楽しみがひねりだされる。本好きなら卒倒しそうな魅惑の未来型書店。蝶番やトンカチに目がない人のための、最先端DIY店。ぞんぶんに迷子気分を楽しめる、電気式大時間迷路…。天駆ける心を生涯もちつづけたディズニーや、ルネサンス美術の老大家ベレンソンらとの親しい交わりについても。少年の快活さとへこたれることのない夢が炸裂する、ダイナミックなエッセイ。およそ40年の集成を、大望の初邦訳。

目次

はるかなるメタファーへの航海そして象のインドへ―序にかえて
設計のみなさんおおいに私を驚かせてほしい
芸術とサイエンス・フィクション
娘がこっちへ、若者はあっちへ歩く
迷子の美学―ホートン・プラザへの構想
誰が何をどうやって有するか
運ばれて、移されてこの世界から連れだされ
偉大なるアメリカ式「いったい、どうしてここで、こんなものを買ったのか」ハードウェア店
サイズの美学―黄昏美術館への青写真
「きのう/あした(イエスタモロー)」の場所―大学の象徴学〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

31
「ブラッドベリがやってくる」に引き続いてのエッセイ集です。19編のエッセイというか私には短編の話のような感じがしました。なんかおちがあったりするようで、読まさせてくれます。話し言葉なので非常に読みやすさを感じました。2015/01/24

amanon

4
どうしてこの人はこんなにまで少年期の瑞々しい感性を保ち続けることができるのだろうか?と改めて思わされた。詩情と躍動感に溢れたその文体を駆使して、迸るかのように生み出されるアイデアの数々…遥か先の未来を描きながら、どことなくノスタルジックな雰囲気をたたえているのもこの人ならでは。ただ、作者存命だった時代からすると、SFというジャンルはやりにくくなったのでは?という気にさせられたのも事実。かつてのSFで未来として設定されていた時代に至り、空想でしかなかったものが実現したものも少なくない状況でのSFの可能性は…2020/11/24

メイロング

2
超テンション高いな。ディズニー的なものの延長線上に超絶楽しい夢の国を想像してるんだけど、21世紀から見ると、もう古く感じる時間の流れがこわい。「これってネットでできそう」「プロジェクションマッピングでいけそう」と明日にでもできそうな感じ。でもリアル未来はまだ月面都市もない、21世紀なのになー。2015/11/07

tigerteatime

0
詩的なエッセー集。バーナード・ベレンソンとの思い出を綴った「ルネサンスの王子とパプティストの火星人」がよかった。2018/02/15

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