内容説明
幾何学的なクモの巣の謎から、独創的な罠じかけの秘訣まで、おどろくべき生態が明かされる。イギリスの虫博士による、ユーモアいっぱいのクモ学入門。
目次
1 クモの形
2 クモの糸
3 クモの毒
4 クモの食べ物さがし術
5 クモの愛と性
6 若いクモたち
7 咬みつき屋の矛先
8 家の中のクモ
9 愛玩動物としてのクモ
10 ザトウムシ―クモの脚の長い従兄弟
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekonon
1
おもしろーい!近年身近にいる生き物の生態や動きにどんどん興味がわいてきて、この本もその流れで読んでみようと思ったのだけど、家にいるハエトリグモたちが一層愛しくなったよ。彼らは好奇心旺盛なのね。 地面に家を作って、きちんと蓋をして生きてる蜘蛛、よその蜘蛛の巣に間借りして餌をこっそり盗んでる蜘蛛、花の色を真似っこできる蜘蛛、蛾のフェロモンを装って雄の蛾を食べる蜘蛛・・・その多様さにへへーっとなる。写真はないけど、かわいくコミカルな挿絵が時々挟まれているのも楽しかった。いきものの世界はおもしろいなあ。2014/06/12