出版社内容情報
ガダルカナルに出撃して撃沈された潜水艦伊16号の奇跡的に残った艦内日誌!
内容説明
「昨日来、総員潜航配備について、まんじりともせず過す。いよいよ本朝を期し、真珠湾襲撃なのだ」(十二月八日)ハワイ真珠湾攻撃を皮切りに、マダガスカル攻撃、インド洋・通商破壊作戦を戦い抜き、ソロモン諸島沖で撃沈された潜水艦伊16号の奇跡的に残った艦内日誌。
目次
第1章 ハワイ真珠湾攻撃へ(波浪高く艦体の動揺猛烈なり;X日ハ予定通リ;マーシャル諸島のクェゼリン基地へ ほか)
第2章 マダガスカル島攻撃とインド洋通商破壊作戦(母港横須賀へ向けて回航;呉での改造と安芸灘での訓練;ケープタウンまで四箇月の長期作戦 ほか)
第3章 三度目は南太平洋、ソロモン決戦へ(横須賀出港、ガダルカナル島へ;運命の魔の手が迎えに来るその日まで)
解説および潜水艦伊16号関係資料
著者等紹介
石川幸太郎[イシカワコウタロウ]
大正6年(1917年)、宮城県生まれ。昭和6年、石森町尋常高等小学校高等科卒業。9年、海軍通信学校卒業(第三十八期普通科電信術練習生)。14年、海軍通信学校(高練)卒業(第六十期高等科電信術練習生)。16年2月、伊16潜に配属。11月17日より陣中日誌を書き始める。ハワイ真珠湾攻撃、マダガスカル島攻撃、インド洋通商破壊作戦、南太平洋ソロモン海戦に参戦。19年5月19日、ソロモン諸島北西海面で伊16潜と運命を共にした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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