出版社内容情報
身に着けるセンサーからのビッグデータの蓄積を人工知能で解析することによって人間行動の法則性が見えてきた!世界の最先端の研究者が驚くべき研究成果を明らかにする。
社会現象や経済を科学的にコントロールすることは可能か。先端サイエンスが人類究極の問いに答える。
なぜ思った通りに毎日の仕事をこなせないのか、どうしたら受注率を上げられるか、店の売上を上げるにはどうすればいいか、組織統合を短期間に成功させるには…。人間行動のビッグ・データを人工知能で解析することで、このような問題に明確に答え、驚愕の成果を生む新しい科学が誕生! 人間行動の法則性を明らかにし、人間が「幸福」になることこそが利益の源泉であるとデータから示す、革新の一冊。
◎人間の行動に法則はあるか? 人間行動の方程式はあるか?
◎「幸せ」の測定からわかった「幸せになるからこそ儲かる」
◎難しい仕事を早く終わらせられる人に共通の特徴とは
◎同世代の従業員同士で休憩を取ると受注率が13%ポイント上昇
◎量販店のある場所に従業員を配置したら、店の利益が倍増
【著者紹介】
1984 年、株式会社日立製作所に入社。中央研究所でシステムLSI の研究に携わる。2000 年頃からビッグ・データの収集、活用技術に取り組み、世界をリード。論文引用件数は2500件を超え、特許出願も350 件以上。IEEE フェロー、東京工業大学大学院連携教授などを兼任。工学博士。NHK「クローズアップ現代」、TBS「夢の扉」などテレビ出演のほか、新聞各紙、ビジネス誌などでも、その研究は幾度も紹介されてきた。本書が初めての一般向けの著作。
内容説明
人間の行動を支配する隠れた法則を、「方程式」に表す。ヒューマンビッグデータがそれを初めて可能にした!時間の使い方・組織運営・経済現象など、人間と社会に関する認識を根底からくつがえす科学的新事実。科学としての確立と現場での応用が同時進行し、世界を変えつつある新たなサイエンスの登場を、世界の第一人者が自ら綴る!
目次
第1章 時間は自由に使えるか
第2章 ハピネスを測る
第3章 「人間行動の方程式」を求めて
第4章 運とまじめに向き合う
第5章 経済を動かす新しい「見えざる手」
第6章 社会と人生の科学がもたらすもの
著者等紹介
矢野和男[ヤノカズオ]
株式会社日立製作所中央研究所、主管研究長。1984年早稲田大学物理修士卒。日立製作所入社。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功。2004年から先行してウエアラブル技術とビッグデータ収集・活用で世界を牽引。論文被引用件数は2500件。特許出願350件。のべ100万日を超えるデータを使った企業業績向上の研究と心理学や人工知能からナノテクまでの専門性の広さと深さで知られる。博士(工学)。IEEE Fellow。日立返仁会総務理事。東京工業大学大学院連携教授。文科省情報学技術委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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