出版社内容情報
生物の中で人間だけが隠れてセックスをし、生殖を目的としない性行為を楽しむ。人間社会のあり方を決定づけてきた性の謎に挑む。
ヒトはなぜ隠れてセックスをし、セックスそのものを楽しむのか。私たちの性はなぜ、かくも奇妙に進化したのか。人間社会のあり方を決定づけてきた性の謎に挑む。単行本サイエンスマスターズ12『セックスはなぜ楽しいか』を改題して文庫化。
【著者紹介】
1937年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。アメリカ国家科学賞受賞。著書『銃・病原菌・鉄』(単行本、文庫とも草思社)でピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。同書は朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位に選ばれた。他に『人間はどこまでチンパンジーか』(新曜社)、『文明崩壊』(単行本、文庫とも草思社)などの著書がある。
内容説明
人間は隠れてセックスを楽しみ、排卵は隠蔽され、一夫一婦制である―ヒトの性は動物と比べてじつは奇妙である。性のあり方はその社会のあり方を決定づけている。ハーレムをつくるゴリラや夫婦で子育てをする水鳥、乳汁を分泌するオスのヤギやコウモリなど動物の性の“常識”と対比させながら、人間の奇妙なセクシャリティの進化を解き明かす。
目次
1 人間の奇妙な性生活
2 男と女の利害対立
3 なぜ男は授乳しないのか?
4 セックスはなぜ楽しいか?
5 男はなんの役に立つか?
6 少なく産めば、たくさん育つ
7 セックスアピールの真実
著者等紹介
ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
1937年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。アメリカ国家科学賞受賞。著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)でピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。同書は朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第一位に選ばれた
長谷川寿一[ハセガワトシカズ]
1952年生まれ。動物行動学を専門とする。東京大学理事・副学長、同大学院総合文化研究科教授。日本学術会議会員。ヒト・類人猿の生活史戦略と配偶戦略などを研究テーマとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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