まだ科学で解けない13の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794217578
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

内容説明

宇宙論から自由意志、セックス、常温核融合、地球外生命、代替医療まで、13の謎が巻き起こしうる科学革命の未来像を解説。

目次

暗黒物質・暗黒エネルギー
パイオニア変則事象
物理定数の不定
常温核融合
生命とは何か?
火星の生命探査実験
“ワオ!”信号
巨大ウイルス

セックス
自由意志
プラシーボ効果
ホメオパシー(同種療法)

著者等紹介

ブルックス,マイケル[ブルックス,マイケル][Brooks,Michael]
科学ジャーナリスト。量子物理学で博士号を取得。世界中で広く読まれている科学雑誌「ニューサイエンティスト」誌のコンサルタントを務めるほか、「ガーディアン」「インディペンデント」などの各紙に寄稿している。また、アメリカ自然史博物館やニューヨーク大、ケンブリッジ大などで講義を行っている

楡井浩一[ニレイコウイチ]
1951年生。北海道大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

23
現代の科学で説明のつかないアノマリー(変則事象)を13トピック取り上げて、謎に取り組んでいる研究者へのインタビューによって立体的に説明を試みている。宇宙からホメオパシー療法までさまざまな異なる分野に話題が及ぶポピュラーサイエンスの面白い読み物に仕上がっている。パイオニアの軌道の不可解なずれ、火星の生命探査の解釈のもつれ、葬られた常温核融合研究の復権(?)の描写は鮮やか。自由意志の有無や死、セックス、など身近な問題になるほど議論が錯綜して分かりにくいのは、人間がからむからか。2018/02/25

Ayumi Katayama

13
科学は進歩している。技術も進歩している。進歩しているはずた。だが、謎は次々と生まれる。宇宙は何故膨張を加速するのか。銀河の星星は高速に回転しながら何故集まっていられるのか。惑星探査機パイオニア。何故君はニュートンの万有引力の法則に従えないんだ。生きとし生けるものすべからく死に逝くなど、いったい誰が決めたというんだ。そもそも私は私なのか。今これを書いている私は、私自身の意志によるものなのか。ただの脳の電気信号に操られているのではないと、私はそんな機械ではないと、誰か、誰か、そう言ってくれないか。2018/02/03

おーしつ

10
暗黒物質等はともかく明らかな疑似科学だと思っていたホメオパシーまで完全に否定できない謎があるというのには驚いたが、 しかし一番の衝撃は「人間の自由意志が幻想かもしれない」(ちょっと誇張はあるが)ということ。 本書で挙げられているような謎が存在しているということは、ある意味健全であり、それらが存在しないことは、 ・思い込みによる見落とし ・社会情勢による特定分野への無関心 ・未知なるものへの不安 が謎の存在を予見することを阻害していることが示唆されている。 でもこれは科学に限ったことではないですね、おそらく2010/06/18

yooou

9
☆☆☆★★ どのテーマも踏み込み不足でかつ退屈。そもそも問題の立て方が違うんじゃないかというものもありました。2010/09/04

はみ

8
興味深い内容の本でした。難しく、正直理解できていないところもありましたが読みやすかったです。暗黒物質とか、生命や死のこととかが特に面白く感じました。謎が解けそうになる度に新たな謎が出てくる、科学の醍醐味なんでしょうね。“わかっていない”ことが面白く感じれた本でした。2016/04/05

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