内容説明
人間をつき動かすものは、結局のところ、人間の言葉しかない。国家存亡の危機に直面し、最後の関頭に立ったとき、指揮官たちはいかなる言葉を発して、将兵の士気を高め、勇気を引き出し、任務達成に邁進させたのか。ネルソン、東郷平八郎、山本五十六から、ロンメル、シュワルツコフまで、近代戦を指揮した軍人、九十一人の言葉を収載。知られざるエピソードとともに解説した「戦場の名言」集。
目次
信頼と統率(下手なところがあったら、もう一度使う―山本五十六大将;大山はボンヤリしているから総司令官に任命する―大山巖大将 ほか)
決断と責任(いざ事があれば、奉天撃滅は二日とかからん―石原莞爾中佐;おれは御殿場に行って切腹する―東条英機大将 ほか)
士気と誇り(断じて戦うところ死中おのずから活あるを信ず―栗林忠道中将;その「わずか」という言葉は慎め―西竹一中佐 ほか)
戦略と思想(軍備に制限は加えられても、訓練に制限はない―東郷平八郎元帥;日本軍の体質を根本的に改善しないかぎり落伍する―小林順一郎中佐 ほか)
著者等紹介
田中恒夫[タナカツネオ]
1949年生まれ。防衛大学校卒業。元防衛大学校助教授。元2等陸佐
葛原和三[クズハラカズミ]
1950年生まれ。陸上自衛隊幹部学校指揮幕僚課程修了。陸上自衛隊幹部学校教官。1等陸佐
熊代将起[クマシロマサキ]
1956年生まれ。防衛大学校卒業。陸上自衛隊幹部候補生学校教官。2等陸佐
藤井久[フジイヒサシ]
1950年生まれ。中央大学法学部卒業。FEP代表。戦史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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