内容説明
うそをつき、空涙で同情を引き、追いつめられると逆ギレする…。２５人に１人いる“良心のない人たち”の見分け方と対処法を教える貴重な書。
目次
１ ジョーのジレンマ
２ 氷人間スキップ
３ 良心が眠るとき
４ 世界一、感じのいい人
５ なぜ人は身近なサイコパスに気づかないのか
６ 良心をもたない人の見分け方
７ なにが良心のない人をつくりあげるのか
８ となりのサイコパス
９ 良心はいかに選択されてきたか
１０ なぜ良心はよいものなのか
著者等紹介
スタウト，マーサ［スタウト，マーサ］［Ｓｔｏｕｔ，Ｍａｒｔｈａ］
米国のマクリーン精神病院で研修を受け、心理セラピストとしてトラウマを抱えた患者の治療を２５年間つづけてきた。現在はハーバード・メディカル・スクールの精神医学部で心理学講師および臨床インストラクターを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ito
33
良心を持たない人がいる。話せばわかるレベルではない。登場するのは、悪意と欲望しかもたない超自己中心的な人物たちだが、本書を読みながら思い浮かべる人がいた。普通ならこうなるはず、が通用しない。そんな人間は反社会的人物として刑務所にいるのではない。私たちの身近にいる、そう著者は警告する。良心を持たない人間に関わったら、傷つくだけである。決別することが最優先だ。ウソを平気でつき空涙で同情を引く、ウソがばれると逆切れする、そんな人に思い当たる人に是非本書を読んで欲しい。そして自分を守り、幸せになって欲しい。2018/01/08
ひろ☆
32
アメリカでは、25人に1人がサイコパス。日本ではもっと少ない。この人、違うと気づくことができて、一線を引くことができるのならいいけど、会社の上司や同僚、関わりを持たなきゃいけない人、ストーキングみたいに被害者になってしまった時はこういう人がいる、こういう性格傾向とかは知っておいた方がいい。自分が我慢して、ストレスで病むのが一番ツラい。2014/10/30
けいた＠読書中はお静かに
32
伊坂幸太郎の『死神の浮力』の参考文献で出ていたので読んでみた。サイコパスというと連続殺人鬼とか凶悪犯を思い浮かべるけど、サイコパスにもいろいろなタイプがあり、意外と身近にいるものだなと思う。例えば、ヒモ男とかは一種のサイコパスらしい。25人に1人という割合のサイコパスが多いと思うのか、96%は良心をもった人だから安心と捉えるか。興味深い本でした。2014/10/10
Uzundk
17
競争に勝つと言う点に特化した人間たち。特に著者が最後に語るように戦争になれば政府がほしがる類いの"英雄"。目的のために他人を貶めることを厭わない、そんな気質をもつ人々が日常の中でそれを発揮した事例を紹介している。文化圏にもよるが欧州では4%にもなるらしい。競争に勝つことに特化しているので支配者になるために努力もするだろうと考えると悲惨な支配の種は常に持ち合わせているのだな。日常の中では深く関わらずに逃げるに限る...。2015/09/17
きるきる
17
読みました。私も知っている人のことを頭に浮かべました。私も人生を破壊されてるけど、何とか今から立て直す最中です。離れられてよかった。離れてしばらくは、あの人いい人だと信じてたです…。トテツモナク魅力的なんです、悪魔的な!!未だに騙されて魅了されて、現実が退屈で仕方なくて腑抜けになってる人もいます。後から友だちにあんたは世間知らずすぎる、と言われました。でも、常識はずれなこと言う向こうのが正しい気がするんです。ホントに。2013/09/07
