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女教皇ヨハンナ 〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794214492
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ドイツで二百万部のベストセラー、『ブリキの太鼓』のシュレンドルフ監督による映画化決定。陰謀渦巻く中世ローマを舞台にした歴史エンタテインメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みき

55
上巻はあまり面白くなかったが下巻と後書きが非常に読ませる。はたしてヨハンナは実在の人物だったのか。伝説があるところ、突き詰めれば必ず歴史があるとあるように自分は実在説の方が信憑性があるように思えるし、実在していて欲しいとすら思っている。ヨハンナの死後の教皇に男性器があることを確認するような風習ができるとか、必ず理由があるはずだよなぁと。女性であること自体が不利益である時代に才覚に恵まれた女性は、女性であることを捨てざるを得なかった人も多かったはず。こういうのを隠蔽していたのであれば残念でならないですね2023/09/04

あかは

44
やっと読み終わりました。読み始めたら引き込まれて、するする読めました。いつ、教皇になるのか、女とバレるのはどうやって?とか、ロマンス要素もふんだんにあって、読みごたえがありました。最後はいい意味で裏切られる結末でした。歴史上抹殺されたり、書き加えられたりで、本当のところは細かくまではわからないようです。でも、読んで良かったです。いい時間でした。2017/05/15

チョコ

37
中世以前、本当に女性は虐げられていた。女性であることを隠して教皇に登り詰める、本当にヨハンナは賢く偉大だった。今の時代だったらもっと世の中を良くして行ったのだろうなぁー!そして、これはどうやら史実らしい!もちろん教皇庁は絶対ないと言ってるそうだけど!2020/08/17

ごへいもち

19
高校時代の世界史の授業でも習ったエピソードだったし、その後も時々目にする話なのでてっきり厳然たる史実だと思ったら、そうでもないというか抹殺したい向きもあるらしい。当然か。これまでの私の認識だと女教皇はローマカトリックの腐敗と堕落の象徴だったがこの本では逆でそれと闘った人だった。ドイツではハリーポッター等と並んで大ベストセラーとか。翻訳物はやはり面白さが違うなぁ2011/05/13

黄色と橙

14
中世暗黒時代、女性の自由が厳しく制限され、命すらも軽々しく扱われる中、優れた知性と博愛の心をもって貧しい寒村からローマ教皇の椅子にまで登りつめた伝説的人物の物語・・・なのですが、あまりに啓蒙主義的でメアリー・スーな主人公の持ち上げ方にはやり過ぎな印象も否めません。とはいえ、 多くの作家や芸術家たちの想像力を刺激してきた「女教皇伝説」は魅力的。2012/08/12

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