出版社内容情報
元毎日新聞の記者が、インターネットの隆盛により紙の新聞は20年後には消えると大胆予測。米国・韓国の現状を比べつつ、日本的な大新聞の危機を考察する出色のメディア論。
内容説明
元毎日新聞記者である著者がインターネットという新しいメディアに侵食される新聞の現状と将来を考察した本。日本よりも先を行く韓国とアメリカはもう紙の新聞からの離脱が始まっている。世界一の新聞宅配制度(販売収入)に支えられた日本の大新聞は201X年には崩壊し、2030年には死滅するだろうと予測。
目次
第1章 「沈まぬ太陽」と「役員室午後三時」―日本新聞博物館で思ったこと
第2章 さようなら?グーテンベルク―デジタル・ネットに囲まれる「紙」の新聞
第3章 韓国に行けば、明日が見える―隣の国のメディアの興亡
第4章 飛び交う「新聞の死亡宣告」―電子メディアの元祖、アメリカのいま
第5章 「ぬるま湯」のなかにも、つのる危機感―数字で切った「新聞大国日本の断面」
第6章 二〇一X年「日本型新聞経営」が死ぬ―破壊的イノベーションと大新聞の命運
第7章 ジャーナリズムは滅亡するか?―「メディア」が変わると「文化」も変わる
著者等紹介
歌川令三[ウタガワレイゾウ]
1934年生まれ。横浜国立大学経済学部卒。毎日新聞社に入社、ワシントン特派員、取締役編集局長などをへて退社。中曽根康弘氏の世界平和研究所設立に加わり、首席研究員。東京財団特別研究員。多摩大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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