内容説明
長嶋、王、星野等とのやりとりから、「巨人寄り判定」の真偽まで、審判生活38年の元アンパイアがすべてを明かす。
目次
第1章 監督を斬る
第2章 捕手を斬る
第3章 投手を斬る
第4章 打者を斬る
第5章 誤審を斬る
第6章 トラブルを斬る
第7章 審判を斬る
第8章 田中式審判術の極意
著者等紹介
田中俊幸[タナカトシユキ]
1940年山口県下関生まれ。下関商業から59年に投手として南海に入団。2年間在籍し、ファームで2勝1敗。65年にセ・リーグ審判となり、97年にはセ・リーグ審判部長に就任。2000年に現役を退き、審判総務として後進の指導にあたる。03年に退職し、38年間の審判生活に別れを告げる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
25
スポーツ審判にのしかかるプレッシャーはとても重いと思う。誤審一つでチームのタイトルを左右してしまう。著者は38年間もプロ野球の審判をし続けた方で、数多くの試合を通して監督や選手たちを別の角度で見てきています。面白いのは名選手ほど審判に文句は言わない一方で名将となると文句をよく言う人、言わない人の二極化してしまうことです。王さんが面白い例で選手時代は文句を言わなかったのに監督になるととても細かくなったという。長嶋監督は最初うるさくて、歳を重ねると好々爺といった感じで仲裁していくのが面白い。2023/08/28
きのやん
0
全体に薄味。審判員の単なる愚痴本と感じなくもない。ただし、メジャーに比べ日本のプロ野球の、審判は権威がない。監督、選手に尊ばれてないことは確か。アマチュアでは審判の判定に文句を言わないのに不思議。プロ野球選手として花開かなかった者が審判になることが多いことが原因か。2014/10/08
りんごのなる木
0
今まで、監督、選手目線の本は何冊か読んだことあったが、審判の方が書かれたのは初めてだったので、すごく新鮮だった。この本を読んで、審判の方々の苦労がとてもよくわかった。2010/02/06
DSS
0
★★☆☆☆ルールにはアウトセーフの定義やストライクボールの定義がある。その適用が間違ってるから抗議するんだよ。 審判の誤審は謝ってるから監督には許して欲しいとも言ってる。 ジャッジが間違っててもジャッジはファイナルとか言って抗議は認めないくせに,誤審して素直に謝ったら許せって(笑) しかも誤審は「不運」で片付ける。 ミスジャッジして野次飛ばされて,「針のむしろ」って(笑)どれだけ技術のない審判かがよく分かる。 審判によってストライクゾーンが違う事も認めてる。 アカンやろ(笑) ホント技術のない審判だ。 2017/06/17
naga3210
0
当時の選手を知る人はかなり楽しめるかと。選手のプレイを間近で見た人だから話せるエピソードがたまらないです!