指揮官の条件―朝鮮戦争を戦い抜いた軍人は語る

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794211415
  • NDC分類 391.26
  • Cコード C0031

出版社内容情報

指揮官はいかにあるべきか。絶望的な戦力格差を克服し、師団長、参謀長として韓国軍を統率した名将が熾烈な戦いから導きだしたリーダーシップの真髄!

内容説明

師団長、軍団長、参謀総長として創建まもない韓国軍の陣頭に立ち、絶望的な戦力格差を克服して朝鮮戦争を戦いぬいた白将軍が、3年におよぶ熾烈な戦いから導きだした、指揮・統率の要諦である。ここでは、全般戦局の読み方、作戦立案、師団1万人の動かし方から、将兵の心理や糧食への気づかいにいたるまで、机上の「英雄譚」では得られないリーダーシップの極意があますところなく語られている。磐石とみられた組織に存亡の危機が叫ばれ、リーダーの資質が鋭く問われているいま、そのあるべき姿と難局打開の道を示して説得力をもつ一冊である。

目次

第1章 戦いの場で求められるもの
第2章 リーダーシップの極意
第3章 すべての基本は人事にあり
第4章 情報はどうあつかうべきか
第5章 勝利を求めうる作戦とは
第6章 ロジスティックス再考
第7章 人を育てる、組織をつくる
第8章 非正規戦の戦い方

著者等紹介

白善〓[ペクソンヨップ]
1920年、平安南道に生まれる。40年、平壌師範学校卒業。41年、満州国軍官学校卒業。45年、日本の敗戦時は満州国陸軍中尉。46年、国防警備隊に入隊。連隊長、旅団参謀長、情報局長、第5師団長を歴任後、50年4月、第1師団長。51年4月、第1軍団長。51年7月より休戦会談の韓国代表をつとめる。52年7月、参謀総長に就任。53年1月、韓国軍初の陸軍大将となる。54年、第1野戦軍司令官、57年に再度参謀総長。59年、連合参謀会議議長。60年5月、退役。その後、駐中華民国大使、61年から駐フランス大使、65年からカナダ大使。69年より交通部長官。71年、忠州肥料株式会社社長、つづいて韓国綜合化学工業株式会社社長。80年3月、退職。95年、日本国勲一等瑞宝章受賞
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感想・レビュー

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Fumi Kawahara

1
米軍はステーキ・タイム。英軍ならティー・タイム。そうなると、日本軍は風呂タイムだな・・・などと、埒もないことを思いつつ(・ω・)白将軍は朝鮮戦争時の英雄なわけですが、もちろん、教育は日本の併合時代に受けておるわけですが、随分前に「親日派」のレッテル貼られて糾弾されそうになってた記事を・・・読んだ気がするような、しないような・・・「こんな人すらそうやって排除しようとするなんて・・・」と絶句したもんですが、今現在の韓国大統領を見て何て言うでしょうかね。すでに鬼籍に入っていなかったら、憤死するんじゃあるまいか。2018/02/12

あんさん

1
このような内容が、指揮官の視点から見た戦争の実態なのだろうか。米軍や中国軍の戦い方、リーダーシップ、組織作り、情報、兵站、教育、対ゲリラ戦など、それぞれ興味深く読めた。2014/05/29

jima_1965

1
奇襲攻撃を受けた時からの大混乱の中から、軍をまとめ上げて戦い抜いたというだけですごいのだけれども。クリティカルな場面場面で人がどんな行動をとるのか。リーダーがどんなことが要求されるのか、どんなことをしてはいけないのか。具体的に挙げられていて何度読んでも飽きない。また、米国陸軍のリーダーシップ、人の養成方法も間接的に知ることができて、それも参考になった。

一撃

0
読了2019/02/04

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