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内容説明
2000年4月スタートの介護保険制度。高齢化社会に向けて家庭介護を援助する目的で作られた制度だが、それは本当にわれわれを幸福にしてくれるのか。千葉県千倉町でホスピスを営む著者が、ケアマネージャーの資格をとり、事業所指定の手続きをするうちに、医師の立場から、だんだんとこのシステムの基本的な矛盾に気がつくようになった。その怒りと批判をこめて書き下ろしたのが本書である。
目次
第1章 福祉と医療のあいだの高い壁
第2章 介護のランク付けなんていらない
第3章 ケアマネージャーは介護保険のかなめ?
第4章 なんてめんどうなお役所通い
第5章 病院から家へ
第6章 介護保険は一からつくり直したほうがいい
著者等紹介
伊藤真美[イトウマミ]
1957年生まれ。信州大学医学部卒。都立駒込病院化学療法科、自治医科大血液内科での勤務の後、1989年アユルヴェーダ大学(インド)で研修。1990年カルバリーホスピタルおよびケタリングスローンがんセンター(米国ニューヨーク)で研修。1991年から亀田総合病院(千葉県鴨川市)血液内科に勤務。1995年に千葉県千倉町に「花の谷クリニック」を開業、現在に至る
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