鳥と飛行機どこがちがうか―飛行の科学入門

鳥と飛行機どこがちがうか―飛行の科学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 194,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209184
  • NDC分類 538.1
  • Cコード C0053

内容説明

肩のこらない楽しい航空学。昆虫、鳥からジャンボ機まで、空を飛ぶものには、どのような力がどう働いているのか。誰にでもわかるよう、飛行の原理を巧みに説き明かした出色の入門書。

目次

第1章 大きさに対応した翼
第2章 飛ぶのはつらい
第3章 風をとらえて飛ぶ
第4章 楽々と速く飛ぶ
第5章 空を飛ぶおもちゃ
第6章 ボーイング747とライバルたち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かつきち

2
やっぱりこれは本当に航空力学の名著。どれくらいの重量でどれくらいの翼面積の飛行体がどれくらいのエネルギでどれくらいの速度でといった関係式が理論通りに鳥からボーイング747まで、プロットしたら綺麗にスケールする。737はちょっと理論的最適値から離れるんだけど地方の短い滑走路から離陸するため最適効率じゃない設計であることが判ったり、いわゆる航空力学専門書で浴びるように襲ってくる数式がいちいち具体的に描写されている。2021/10/19

かつきち

1
自分の今まで読んだ科学書籍の中でダントツの凄本でした! こんなに判りやすく腹落ちできて、読みながら何度も唸り声を上げて家内に「うるさい」って言われましたw 科学書籍でいつも鬼っ子扱いされる数式。それに切り込んだ本です。航空力学を語るには数式が一番簡単に判るから数式を解説します、という感じ。その説明が軽妙で身近で「それなんの脱線?」って思って読んでいくとものすごい簡易な説明になっているという感じ。特に揚抗比の説明はすごすぎます! 「紙ヒコーキで知る飛行の原理」と双璧をなす航空力学入門書2019/12/27

刻猫

0
比例グラフ、数式の組み合わせの中に現れてくる飛行の論理。翼面荷重と巡航速度、消費エネルギーとストック、単位距離と単位時間、飛行を経済的に評価すること。多彩なアプローチが理解を助けるし、魅力的な語り口だと思った。2016/02/29

orangepelican

0
鳥と飛行機を比較しながら、「飛ぶこと」の物理的原理が分かりやすく書かれていました。分かりやすくと言っても、僕の頭では1回読んだだけでは理解したとはとても言えませんが、飛行の仕組みを解説していく文章は読んでいて大変おもしろく、熱中して読むことができました。鳥にも飛行機にも昆虫にも、翼の形と体の重さと筋肉の量とエネルギーの量と、様々な要素が絡み合ってそれぞれの形になっているということは分かった。生き物の華麗な動きを物理的に解析していくとこういう原理だったのか!と発見が多い書でした。2013/12/26

たい

0
数式を使って、アスペクト比や巡航速度など、飛行機の設計や評価に関わる指標の意味を説明し、それをもとに鳥や飛行機を評価していく本。数式を使っているので人を選ぶかもしれないが、そのぶん理論整然としていてわかりやすい。著者の語り口も魅力的。2011/02/20

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