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内容説明
桜は守りをせな、手入れではあきませんのや―桜守りと呼ばれ京都・仁和寺出入りの植木職・植藤の十六代目が語る桜と庭と自然の興味つきないはなし。
目次
１ 京都山越と植木屋・植藤（十六代目・佐野藤右衛門；代々仁和寺に仕えた百姓ですわ；十六軒の植木屋のある山越 ほか）
２ 桜のいのち（桜道楽、桜守三代；シベリア鉄道沿いに百万本の桜を；百七十五種が描かれた父の桜図譜 ほか）
３ 庭のこころ（庭をつくるということ；庭は手入れでなしに守りですわ；庭作り、まず床の間を見る ほか）
４ 自然と昔の人の知恵（大切な自然を理解する心；なぜ神社に大銀杏があるのか；江戸の街道の並木に学ぶ ほか）
５ 植木職の今日と明日（百まいて十残る仕事；四季とともにある職業；個性を見抜き個性を生かす ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おサゲっち
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保田先生の鳴滝身余堂のお庭を作られた庭師。桜を知り尽くし、庭の伝統を守り続けた偉大な職人。桜や庭だけでなく、人の育て方まで勉強させてもらいました。2017/04/15
tecchan
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桜守・植木職人の16代佐野藤右衛門の聞き書き。自然と昔の人の知恵への強い思いが伝わる。現代文明、現代の生活への強い批評となっている。クールジャパンを支える職人の技が滅びつつあるという言葉は重い。本書が書かれて約20年、現状は如何。2016/12/19
へへろ～本舗
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桜は殆ど雌しべが退化しているから接ぎ木で増やすらしい。そうか、桜は男の木なんだな。ソメイヨシノは一本の変種から接ぎ木で増えていったから若い芽でも１５０歳って…これはクローンだ！そして嘆いているのは頭だけで仕事をする人が増えて実務がないがしろに なっていること。同感！2012/07/10
すいどうぱし
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その土地にはその土地原種の桜が合う。 日本海側出身の私が、関東で冬場乾燥に悩まされるのもそういうことかもしれない。 2023/04/07
Murami Sachiko
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桜守りのこころだけでなく根継ぎの方法やさくらの種類など専門的なことも学べました。2019/01/03
