鉄、千年のいのち

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鉄、千年のいのち

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794207647
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

西岡常一棟梁と出会い、薬師寺の和釘を打つ事になったある土佐鍛冶の波瀾の人生。

目次

1の章 出戻り野鍛冶
2の章 西岡常一棟梁からの手紙
3の章 飛鳥の釘と白鳳の釘
4の章 薬師寺大講堂に使う釘
5の章 錆鉄のおもしろさ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

85
薬師寺の釘を調進した、四国松山の鍛冶職人、白鷹幸伯氏の聞書。記録者は塩野米松である。宮大工として名を馳せた、西岡常一棟梁の書状の影印本が収められている。有難い事に翻字されており、大変読みやすい。野鍛冶の子が戦中戦後の変化に伴い、廃業してもおかしくない状況から、古代の釘を復元製造するようになるとは、なかなかの波乱万丈の人生である。で、後半三分の一は、主に、鉄から釘への加工の難しさを技術的側面から説いている。素人には南海ごほごほ難解になりがちであるので、深入りはしていない。古鉄は謎だらけなのだ。2022/03/18

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