内容説明
ペット・ブームのかげで犬の生命が粗末に扱われている。毎年、40~50万頭の捨て犬が殺処分になっているのも、その一例だ。なぜ、そうなるのか。飼い主にも問題があるし、ペット商売にも問題がある。そして、日本の社会や行政の無理解にも大いに問題がある。本書はペットを溺愛するばかりで、真の「動物愛護」の精神はいまだ未熟の日本社会に憤懣やるかたない著者が書いた「現代ペット事情考」である。
目次
1 どこかおかしいペットブーム
2 もっと自由に犬を飼いたい
3 日本に動物愛護精神はあるのか
4 女王陛下の犬―イギリスに犬を見に行く