侮らず、干渉せず、平伏さず―石橋湛山の対中国外交論

侮らず、干渉せず、平伏さず―石橋湛山の対中国外交論

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794205100
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0031

内容説明

本書は、気鋭の研究者が、湛山の先見性と洞察力に満ちた対中国姿勢を検証しつつ、来るべき21世紀に向けての日中関係の方途を探った意欲作であり、中国問題を考えるうえで欠かすことのできない一冊である。

目次

第1部 戦前期―ジャーナリスト時代(21カ条要求反対論;満州放棄論;山東出兵反対論;満州事変批判論;日中戦争批判論)
第2部 戦後期―政治家時代(日本再建論;吉田政権打倒論;日中貿易促進論;日中国交正常化論;「日中米ソ平和同盟」構想)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
東洋経済に就職後、持論の《小日本主義》にもとづき(社の方針と合致しない)数々の論説を張った。第一次大戦参戦にも21カ条要求にも反対で、《植民地は儲からない》という正論を吐いた。「明治維新も落ち着くのに10年かかった、まして支那は30倍の広さがある」いや、広さではなく民度だろう。第二次上海事変も“根本的に豊かになり統一政権が出来れば”だが、甘く感じる。戦後なんと!彼も公職追放にかかった、吉田茂は「狂犬にかまれたと思ってくれ」と。首相辞任後も中国(共産党政権)融和で論説を張ったが国交正常化直後の’73没した。2014/07/31

惰性人

0
ジャーナリストから政治家になり大蔵大臣まで務めた石橋湛山の対中外交論を論じています。日中戦争、大平洋戦争へと軍国主義一色の中で一貫して反帝国主義、自由主義を主張した湛山の心意気に感心します。2011/03/05

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