内容説明
重度の精神障害をもちながら、それとは裏腹に音楽や美術、計算、記憶等に卓越した能力を示す驚くべき人びとについて、大脳のはたらきからその謎の解明に挑む。
目次
サヴァン症候群―その症状および定義
第1部 われわれとともにいる天才(アールズウッドの天才と初期のサヴァンたち;音楽、それはいつまでも幼児でいる人の言語;カレンダー計算の謎;電光石火計算をする人びと;「記憶の高揚」;猫のラファエロおよびその他の美術家たち;サヴァンの多彩な才能)
第2部 ポートレート(レスリー;エレン;アロンゾ)
第3部 われらの内なる天才(説明不可能なことを説明する;記憶のシステムをさぐる;新しいサヴァンと新しい発見;どうしてそんなことができるのか?;未来はどうなるのか?;つやのある小石)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫科とらねこ
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サヴァンの症例の記述は凄いの一言につきますね、 凡人には想像すら出来ない世界です。 学校のテストができるとか暗記が得意とかそういうレベルを遥かに凌駕しています。 2013/02/06
Jau
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いまの仕事に就くきっかけを作った本 それを最初の仕事の2年目に、 仕事中にぷらぷら行ってた図書館、 それも出向先の最寄りの図書館で借りた。 (他にも色々借りたが) サヴァン症候群の人たちの驚異的な例がたくさん出てくる。 いま(2022年)ほど発達障害が流行ってないころ、 流行直前に出版された。 図書館の書架には、発達障害や自閉症という言葉は、そうはなかった。 2000/10/01