内容説明
本書は、大学の刑法総論の授業のテキストとして書かれた講義案であり、既刊の刑法概要(各論)(1996年)の姉妹編である。講義の理解を助けるという趣旨で書かれたものであり、刑法総論のあらゆる論点を網羅しているわけではないし、また個々の論点についての記述も最少限度にとどめている。反対に、講義の教材として使用する関係で、重要判例の事実関係と判旨は標準的な刑法教科書よりも多少詳しい記述がなされている。
目次
第1編 刑法の基礎(刑法の意義;日本刑法の沿革;刑法の効力 ほか)
第2編 犯罪論(犯罪論の体系;構成要件該当性;違法性 ほか)
第3編 刑罰論(刑罰の概念;刑の適用;刑の執行 ほか)
著者等紹介
萩原滋[ハギワラシゲル]
1952年東京都に生まれる。1976年早稲田大学法学部卒業。現在、愛知大学法学部教授、博士(法学)
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