内容説明
ぬれ手でアワの行動経済学。新時代の教科書はこれに決まり。
目次
1 「ふっかけた方が得」(二九〇万ドルのコーヒー;物の値段はわからない ほか)
2 「黒も周りを明るい輪で囲うと白になる」(身と心と;黒は白 ほか)
3 「不整合はうわっつらだけのことではない」(入力と出力の比;モーリスとの昼食 ほか)
4 「価格設定は危険なレバレッジ取引だ」(ステーキ七二オンス、無料になります;価格チェック ほか)
著者等紹介
パウンドストーン,ウィリアム[パウンドストーン,ウィリアム][Poundstone,William]
MITで物理学を学ぶ。専門は物理学と情報理論。ロサンジェルス在住
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て翻訳家
小野木明恵[オノキアキエ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犬こ
18
内容を理解していないのか、翻訳が分かりにくいのか?とても読みにくく、読むのに時間がすごくかかってしまったです…心理学依りかな。2017/02/15
Hidetada Harada
10
目の前で起こる変化、特に損失に対する過敏性というのは、危険から身を守るということと本質的に同じなのではないかなと。また、アンカリングの効果とそれに対する否定的な態度(自分は違う。他の人はそうかもしれないが)は、絶対評価を志向しながら、結局は相対評価になってしまう世の実情と符合するように思います。勉強になる一冊でした。2017/05/04
ichiro-k
5
価値基準は恣意的で、絶対評価よりも相対評価だから価格設定は誘導されやすいということです。ハートの形をした小さなチョコレートよりもゴキブリの形をした大きなチョコレート選ぶ人が多い!でも幸せを感じるのはハートの形をした小さなチョコレートをもらったときです!2010/01/10
Abiko Eiichi
3
価格は神の見えざる手によって適正に導かれる。それが経済学の理論的な帰結です。ではなぜ人は松竹梅の価格設定で、高めであっても真ん中の竹を選ぶのか。本書は人間が価格についてどう反応、選択するかを心理学を応用した行動経済学の立場から様々な知見を示してくれます。その一つ、アンカリング効果は確かに自分にも当てはまる面があり、売り手に制御されているんだなと納得します。価格なんてあってないようなもの、但しそれを科学的に理解し戦略的に使いこなせば、最強のツールになることを教えてくれました。2016/01/14
まさゆき
3
「予想通りに不合理」と内容がけっこうかぶってた2010/10/08