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内容説明
検索、それは万能の叡知か?それとも見せかけの神託か?グーグル、ヤフー、MSN、百度…。もはや私たちの生活に欠かすことができないものとなったネット検索は、政治・経済・文化を動かす重要なファクターに成長し、「検索社会」と呼ぶべき状況を呈している。しかしほんとうに世界中の情報を参照し、叡知のツールとして駆使することができるのか?検索エンジン戦争の帰趨やソーシャブル・サーチなどの可能性から、検閲、自主規制、プライバシー、意図的操作などの諸問題まで。検索がもたらした社会の変容と未来を展望する。
目次
第1章 検索エンジン
第2章 検索すること
第3章 注目
第4章 知識と民主主義
第5章 検閲
第6章 プライバシー
第7章 ソーシャブル・サーチ
第8章 未来を見つける
著者等紹介
ハラヴェ,アレクサンダー[ハラヴェ,アレクサンダー][Halavais,Alexander]
1971年生まれ。カリフォルニア大学アーヴィン校で政治学の学士号、ワシントン大学でコミュニケーション学の博士号を取得。現在キニピアック大学(コネティカット州)コミュニケーション学科准教授
田畑暁生[タバタアケオ]
1965年生まれ。東京大学大学院修士課程(社会学)修了。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2021/03/22
メロン泥棒
1
近年のネット事情を「検索」という切り口で解剖した1冊。グーグルなどの汎用検索エンジンを使って、検索結果として1次元に並んだ情報で満足出来る時代は終わり、「検索2.0」の時代がすぐそこまでやってきているのかもしれない。いったい「良い検索」とはなんだろう?注目されているサイトが本当に良いサイトなのだろうか?そんな事を考えずにはいられない。2010/06/20
メルセ・ひすい
1
13-34 赤02 マズ・・原理から解説 WWW. 検索エンジンは欲しい本探し・・図書館発! 典型的な検索エンジンの仕組み。検索エンジン戦争の帰趨やソーシャブル・サーチなどの可能性、検閲、自主規制、プライバシー、意図的操作などの諸問題まで、検索社会を包括的に捉える。検索がもたらした社会の変容と未来を展望する。 2010/03/09
花川戸助六
1
ネット検索エンジンの仕組みと未来とウラ側。2009/12/15
au-lab
0
Googleを中心とした検索エンジンの社会的影響と認知のあり方について、その脅威を警告する書。特に、ページランクによる「偏向」と人間の知識形成への影響について、網羅的で丁寧な論考が重ねられている。過度に悲観的な論調でもなく、また、技術礼賛でもなく、インターネットの社会的影響を冷静に見つめ直せる良書。未来像については古さが感じられるものの、主要な論点については現在も有効な視座である。2016/09/25