出版社内容情報
神様が本当にいるのか、いないのか――。古今東西、多くの人々にとっては大問題。複雑にして美しくもある宇宙・大自然を創出できるのは神様以外にないと信者は信じてきた。数学者の著者には、その論理には飛躍があると思われる。では、科学的・論理的に神の存在証明をするとどうなるか。宗教的熱狂をクールに分析し、信じること・信じないことの意味を考える現代の宗教論。
内容説明
複雑にして美しい大宇宙と自然界は神の創造物と信じ、神の存在を説得する論理に、異議あり。神の存在証明を、科学的・論理的に丁寧に追究したらどうなるか。数学者として宗教的熱狂をクールに分析し、信じること・信じないことの意味を柔軟に考える、思考の冒険。
目次
1 四つの古典的論証(第一原因論法(および不必要な仲立ち)
デザイン論法(および創造主義者の計算)
自作の擬似科学 ほか)
2 四つの主観的論法(めぐりあわせ論法(および九月一一日にあった奇妙なこと)
預言論法(および聖書の暗号)
心情的必要に関する余談 ほか)
3 四つの心理/数理論論証(定義替えからの論証(および理解しがたい複雑さ)
認知の傾向からの論証(および単純なプログラム)
神様との夢のチャット ほか)
著者等紹介
パウロス,ジョン・アレン[パウロス,ジョンアレン][Paulos,John Allen]
米国テンプル大学で数学教授を務めながら、ユーモアから時事問題、あるいは投資に関することまで、社会の様々なことについても執筆活動を展開
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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