内容説明
戦後文化に刻まれたビート。黒沢明、裕次郎、そして若松孝二からアニメまで。五木寛之、倉橋由美子、中上健次、平岡正明、筒井康隆、村上春樹、そしてジャズ喫茶からジャズ革命論まで。ジャズはいかに受容され、いかに多くの表現者たちの源泉となってきたか―。日米のジャズ、文学に通暁するこの著者にしか書けなかった、異色のジャズ文化論書き下ろし。戦後カルチャー論の空隙を突く野心作。
目次
第1章 自由・平等・スウィング?―終戦前後の日米ジャズ再考
第2章 大衆文化としてのジャズ―戦後映画に響くもの
第3章 占領文学としてのジャズ小説―五木寛之の初期作品を中心に
第4章 挑発するジャズ・観念としてのジャズ―一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(1)
第5章 ジャズ喫茶解剖学―儀式とフェティッシュの特異空間
第6章 破壊から創造への模索―一九六〇‐七〇年代ジャズ文化論(2)
第7章 過去の音楽へ―近年のメディアとジャズ文化
著者等紹介
モラスキー,マイク[モラスキー,マイク][Molasky,Michael S.]
1956年米国セントルイス市生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学アジア言語文学部準教授。専攻:現代日本文学。とくに日本・沖縄戦後文学を中心に幅広い視野と精緻な分析力で研究。70年代からのべ10数年にわたって日本に滞在。ピアニストとして東京のジャズ・クラブなどに出演することもある
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