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プリンストン高等研究所物語

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791761586
  • NDC分類 933
  • Cコード C0010

内容説明

アインシュタイン、ゲーデル、オッペンハイマー…超一流の知性だけが招聘される研究者の理想郷プリンストン高等研究所。その静かな学究的雰囲気が、フォン・ノイマンによるコンピュータ開発の画期的プロジェクトをめぐって沸騰する。未知なる観念と構想に関わる激論によって浮上する、科学者の社会的責任、そして知識の限界という究極の認識が意味するものとは―。

目次

第1章 マーサー通りを下る二人
第2章 高等研究所でのティータイム
第3章 陽気な楽天家ジョニー
第4章 ゲーデル、黒板に向かう
第5章 評議会室
第6章 アインシュタインの深夜の瞑想
第7章 オッペンハイマー邸での晩餐会
第8章 評決

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
今の世界があるのはここにいる登場人物がそれこそこの研究所で自分の才能を縦横に発揮できたからなのでしょう。そこに登場する人物、フォン・ノイマン、アインシュタイン、ゲーデル、オッペンハイマー、ストラウスを主人公にしつつ楽しく知的な物語に仕上げてくれます。書かれた人は虚構と書いておられますが、臨場感が感じられる書き方でこの世界に入り込んでしまいます。知的な時間を楽しめました。2017/12/26

roughfractus02

5
アインシュタイン、ゲーデル、オッペンハイマーらの理論的研究の中、コンピュータ製作の許可を得ようとするフォン・ノイマンは、コンピュータこそ「科学の焦点として、情報が物質とエネルギーに取って代わることの始まり」だと力説した。この転換は、理論と実験の区別を曖昧化するだけでなく、物質とエネルギーに付着する線状的時間から情報パターンの形成と破壊へのシフトも含んでいた。モルゲンシュテルンが経済合理性を嘲笑い、ゲーデルが教授昇進に固執し、オッペンハイマーが原爆投下後に知の限界と倫理を問う脇で、宇宙の構成が変わり始める。2017/12/06

hsmtmtr

5
サイモン・シン「フェルマーの最終定理」に感化されて読み始めた数学小説。こういう本は、読んでる間凄く頭よくなってる気がするけど、いざ現実に戻ると何にも変わってないという、悲しみを身に刻んでくれる罪作りな本です(笑。扱ってる数学の議題はチンプンカンプンですが、当時超一流の数学者が高等研究所で繰り広げる人間ドラマが面白く、最後まで楽しく読めました!2010/10/03

どさんこ

3
初代所長があの原爆の父、オッペンハイマーだったのか!しかし、アインシュタイン、ノイマン、ゲーデルと言った巨人達が集まっている所を見てみたい。2022/06/25

takao

2
ふむ2022/09/08

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